研究会「ロシア・ウクライナ戦争の背景・展望・帰結」

ロシアによるウクライナ侵略は、大規模国家間戦争が現実の脅威であり続けていることを改めて突きつける事態でした。では、この戦争は何故起きたのか、防ぐことはできなかったのか、将来の日本の安全保障に対する示唆は何か、などを地域研究と安全保障研究の知見を総合して掘り下げることを本分科会では目的としています。

活動記録

構成メンバー

座長

小泉悠/Yu KOIZUMI

准教授(国際安全保障構想分野)
ロシア・旧ソ連諸国の軍事・安全保障政策 国際関係論

早稲田大学大学院修士課程を修了後、民間企業、外務省専門分析員等を経て、2009年、未来工学研究所に入所。2017年に特別研究員となり、2019年2月まで勤務。
この間、外務省若手研究者派遣フェローシップを得てロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所に滞在したほか(2010-2011年)、国立国会図書館調査及び立法考査局でロシアの立法動向の調査に従事した(2011-2018年)。
2019年3月、東京大学先端科学技術研究センター特任助教(グローバルセキュリティ・宗教分野)に就任し、2022年1月より同専任講師。2023年12月より現職。専門は安全保障論、国際関係論、ロシア・旧ソ連諸国の軍事・安全保障政策。
笹川平和財団上席フェローを兼任。

Research Map

西山美久/Yoshihisa NISHIYAMA, Ph.D.

特任助教
ロシア政治、歴史認識、ナショナリズム
筑紫女学園大学、北九州市立大学、長崎県立大学にて非常勤講師を経験したのち、北海道大学国際連携機構特任助教を経て現職。

東野篤子

専門は国際関係論、欧州国際政治、EU東方拡大・対外関係

合六強

二松学舎大学国際政治経済学部准教授
専門は米欧関係史、欧州安全保障

慶應義塾大学大学院法学研究科助教(研究奨励)、EUSI(EU Studies Institute in Tokyo)研究員(ウクライナ滞在)、海上自衛隊幹部学校非常勤講師などを経て、二松学舎大学国際政治経済学部専任講師(2017年〜2022年)、2022年4月より現職。政策研究大学院大学(GRIPS)客員研究員(2017年〜)、日本国際問題研究所(JIIA)研究委員(2017年〜)も務める。 

服部倫卓

北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授
専門はロシア・ウクライナ・ベラルーシを中心とする旧ソ連諸国の経済・政治情勢。
在ベラルーシ共和国日本大使館専門調査員、一般社団法人ロシアNIS貿易会・ロシアNIS研究所所長などを経て、2022年10月より現職。

浜由樹子

静岡県立大学国際関係学研究科准教授。
津田塾大学学芸学部国際関係学科助教、同大学国際関係研究所研究員、ハーヴァード大学デイヴィス・センター客員研究員、一橋大学経済研究所研究機関研究員を経て2019年より現職。

専門分野
国際政治学、国際関係史、ロシア地域研究

主要研究テーマ
・ロシアのユーラシア・アイデンティティ ・新興国における地政学の「復活」現象 ・文化冷戦論

長谷川雄之

東北大学大学院文学研究科歴史科学専攻博士後期課程修了。博士(学術)。
日本学術振興会特別研究員PDを経て2018年より現職。
専門は現代ロシア政治・外交。

山添博史

防衛研究所地域研究部米欧ロシア研究室長
専門はロシア・旧ソ連地域の政治と安全保障

大串敦

慶應義塾大学法学部政治学科教授 。
専門は人文・社会 / 政治学 / ロシアを中心とした旧ソ連諸国の政治 。

(研究室OB)田中祐真/Yuma TANAKA

元・特任研究員
東京外国語大学外国語学部卒業、東京大学大学院博士前期課程人文社会系研究科修了。2017年5月より2020年3月まで在カザフスタン共和国日本国大使館専門調査員、2020年4月より独立行政法人国際協力機構(JICA)東・中央アジア部専門嘱託を務めた後、2022年8月より在ウクライナ日本国大使館専門調査員。2023年9月ー2024年8月に東京大学先端科学技術研究センター特任研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野)。

岡部芳彦

松嵜英也

 津田塾大学学芸学部国際関係学科准教授

麻田雅文

岩手大学人文社会科学部准教授
ソ連と東アジア間の国際政治 

原田大輔

独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)エネルギー事業本部調査部調査課長
外交・安全保障、国際、原発・エネルギー

松尾豪

合同会社エネルギー経済社会研究所代表取締役

学生起業への参画などを経て、2012年イーレックス株式会社入社。営業部、経営企画部に在籍、代理店制度構築、2016年の計画値同時同量対応、VPP事業調査、制度渉外などを担当。アビームコンサルティング株式会社で国内外電力市場・制度の調査・事業者支援を担当した後、2019年株式会社ディー・エヌ・エー入社。引き続き国内外電力市場・制度の調査を担当したほか、分散電源事業開発に携わった。2021年3月より現職。CIGRE会員、電気学会正員、公益事業学会会員、エネルギー・資源学会会員。

富澤寿則

刊行物

2024.09.28 (土)

論文

内田州「ロシアによるウクライナ侵攻を紐解くためのジョージア情勢:なぜ、ウクライナの朋友であるジョージアが親ロシア的外交方針を取っているのか?」(ROLES REPORT No.31)

2024.08.07 (水)

コメンタリー

田中祐真「ジョージアでの「ロシア法」の採択と2024年議会選挙 ―世論調査から見る国民の姿勢―」(ROLES Commentary No. 30)

2024.07.16 (火)

コメンタリー

田中祐真「2022年夏以降のウズベキスタン内政の動き ―「改革者」の権威主義への回帰?―」(ROLES Commentary No. 26)

2024.02.26 (月)

コメンタリー

ROLES COMMENTARY No. 14 西山美久・田中祐真「ロシア・ウクライナ戦争下における中央アジア情勢」

2023.09.11 (月)

コメンタリー

ROLES Commentary No.10 田中祐真「ウクライナ国防相の人事交代 ―レズニコフ退任とウメロフ就任の背景―」

2023.06.01 (木)

コメンタリー

ROLES Commentary No.9 田中祐真「ゼレンスキー政権におけるウクライナ大統領府の存在 ―イェルマーク長官への権力の集中―」

2023.05.08 (月)

コメンタリー

ROLES Commentary No.8 田中祐真「中・ウクライナ首脳電話会談前後の動きから読み取れるウクライナの最近の対中姿勢」

2023.04.28 (金)

論文

ROLES REPORT No.24 田中祐真「ポーランドの対ウクライナ姿勢―ウクライナとの『連帯』における政治的・心情的背景―」