トラック2/1.5国際会議

ROLESは「トラック2」あるいは「1.5」と呼ばれる有識者と政府関係者の「入会地」を、大学発のシンクタンクとしての立場を生かして、主体的に形成していく役割を担います。

様々な規模の国際会議・ワークショップ・セミナー・講演会を、日本でこれまでになかった着目点と参加者を集めて、開催し、公開・非公開の議論の場で、日本の官民の政策決定に不可欠な、国際問題に関する必要情報を供給すると共に、日本の立場を各国の然るべき主体に伝える経路を開拓し、日本外交への民間からの貢献、下支え、側面支援を目指します。

ROLESの国際会議は、東京に海外有識者を招いたり訪問を受け入れたりするだけでなく、積極的に訪問団を組織して海外の戦略的に重要な国・地域に出向き、そこに相手国や周辺地域から高度な政策専門家を招いて開催する独自モデルを開発しているところに特色があります。

特に強みを持つのが中東から東南アジアやアフリカに広がるイスラーム世界です。

ROLESの国際会議の皮切りとして、2023年9月にはイスタンブールに訪問団を送り、イスタンブールでの2つの講演会と多くの研究機関・企業・財団等への訪問、アンカラでの有識者との非公開国際会議、主要政府系シンクタンクの訪問と意見交換といった濃密な日程をこなしました。

2024年度から2025年度には、ヨルダン大学戦略研究センター(CSS)およびレバント戦略研究センター(LSC)と協力し、ヨルダンのアンマン・アカバ・死海沿岸等を舞台にした「日本・中東戦略対話」「アカバ安全保障・戦略フォーラム」を立ち上げ、中東諸国の最先端の政策論者を集め、そこに政府関係者がオブザーバー加わるという形式で定例化しました。日本と中東諸国の間の非公式の議論のチャンネルとして、「日本・中東戦略対話」および「アカバ戦略・安全保障フォーラム」はさらに発展していきます。

拡大インド太平洋地域において枢要な戦略的重要性を持つペルシア湾岸地域では、UAEアブダビの有力調査提言機関TRENDS Research & Advisoryとの関係を構築し、2024年度の年次大会の東大駒場リサーチキャンパスでの開催誘致や、2025年12月のアブダビTRENDS本部での、AIや宇宙をめぐる先端科学技術協力の開催を実現しています。

ROLESは、各国から要人・研究者・企業人が訪日する際の訪問先・会議や公開講演の場として定着しつつあり、トラック2の立場からアジェンダ・セッティングを行う場を提供する実績を積み始めています。

2026年6月9日には東大本郷キャンパスにアンワル・マレーシア首相をお招きし、東大総長ほかとの懇談と、伊藤謝恩ホールにおける公開講演会を開催しました。

アンワル首相の東大講演は、2025年末以降にマレーシアのクアラルンプールを場所として立ち上げ準備会合と本会合を重ねてきた「戦略対話リトリート会合」の副産物とも言えます。

また、日本国内、特に地方の固有の国際政治の文脈に働きかけた国際会議も提唱しています。その一つとして、日本・沖縄・台湾を繋ぐ「東シナ海対話フォーラム」があります。2024年度の東京での日・沖縄・台湾の三者会合に続き、2025年には那覇で歴史認識をめぐる研究者とメディアの対話を実現する会合を開催しました。それらの国際会議に各国の研究者や政府高官、企業人を招くことで、平和と安定、地域秩序の形成に日本が戦略的に関与し、議論を方向づけるための人的ネットワークと共通認識を提供するプラットフォームを「東シナ海対話フォーラム」として形成しつつあります。

2026年の9月には、ROLES立ち上げた一連の国際会議の枠組みを結集し、イスタンブールに各国から研究者・政府高官・企業人が集まり中東の地域情勢を分析する「イスタンブール戦略対話シリーズ」を、日本および現地の大学・研究機関・財団・企業等と協力して、主催・共催する予定です。

活動記録

2026.06.18 (木)

ニュース

報告書公開

アンワル首相の東大講演(6月9日開催)

2026.03.19 (木)

ニュース

お知らせ

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)所長の来訪

2026.02.24 (火)

ニュース

お知らせ

クアラルンプールで第1回サイバービュー戦略リトリート会合に参加・協力

2026.01.27 (火)

ニュース

お知らせ

英国ケンブリッジ大学地政学研究所でセミナー講演(池内恵教授)

2026.01.04 (日)

ニュース

お知らせ

マレーシア国際イスラーム大学国際イスラーム思想・文明研究所(ISTAC)を訪問

2025.11.20 (木)

ニュース

お知らせ

日本・中東戦略対話(ヨルダン・アンマン)2日目 変動する地域にどう対応するか

2025.11.19 (水)

ニュース

お知らせ

日本・中東戦略対話始まる(ヨルダン・アンマン) 初日は日本との協力体制など協議

2025.11.19 (水)

イベント

シンポジウム

第2回日本・中東戦略対話の開催予定

2025.11.18 (火)

ニュース

イベント情報

19日からヨルダン・アンマンで「日本・中東戦略対話」が開始

2025.11.11 (火)

ニュース

お知らせ

アブダビ戦略対話(ADSD)2025に参加(池内恵教授)

2025.09.23 (火)

ニュース

お知らせ

大阪・関西万博ヨルダン・パビリオンでのセミナー・シリーズに企画協力と講演

2025.08.18 (月)

ニュース

お知らせ

【紹介】アクセプト・インターナショナル主催の対話会合がパレスチナ和平に向けた東京宣言及びアクションプランを採択

2025.07.30 (水)

ニュース

お知らせ

ヨルダンにて第1回アカバ安全保障・戦略フォーラムの開催

2025.06.14 (土)

ニュース

お知らせ

チェコ・プラハでGLOBSEC Forum 2025に参加

2024.11.29 (金)

ニュース

報告書公開

第1回日本・中東戦略対話(ヨルダン・アンマンで開催)の概要を公開

2024.05.13 (月)

ニュース

お知らせ

ヨルダン・アンマンで第1回「日本・中東戦略対話」を開催

2024.05.07 (火)

ニュース

お知らせ

【国際会議】「戦略的コミュニケーションと地政学:チェコから日本へ」プラハで開催

2023.11.16 (木)

動画配信

トーク

ROLESCast #013 イスラエル・ハマス戦争1ヶ月 外交と国際関係に与える影響

2023.10.14 (土)

動画配信

トーク

ROLESCast #012 ハマスによる越境攻撃とイスラエル情勢:現状と展望

2023.06.19 (月)

ニュース

お知らせ

【国際交流】UAEのTRENDS Research and Advisoryのアル=アリーCEOの来訪

構成メンバー

池内恵 IKEUCHI, Satoshi

教授(グローバルセキュリティ・宗教分野)
イスラーム政治思想 中東政治
「体制間競争の時代における日本の選択肢」事業総括
中東・イスラーム世界のオルターナティブに関する分科会・座長

国末憲人 KUNISUE, Norito

特任教授(グローバルセキュリティ・宗教分野)
欧州政治、紛争研究

1963年岡山県生まれ。1985年、大阪大学卒業。1987年に紀行「アフリカの街角から --サバンナ人間紀行」で第3回ノンフィクション朝日ジャーナル大賞優秀賞を受賞。同年、パリ第二大学新聞研究所を中退し、朝日新聞社に入社。

富山・徳島・大阪・広島での支局勤務を経て、パリ支局員(2001〜2004年)、外報部次長(2005~2007年)、パリ支局長(2007~2010年)。論説委員、GLOBE副編集長等を経て、GLOBE編集長(2016~2019年)、ヨーロッパ総局長(2019年~2022年)、編集委員(ヨーロッパ駐在、2022~2023年)、論説委員(2023年)

この間に青山学院大学文学部フランス文学科で非常勤講師も務める(2015〜2018年)。

代表的な連載署名記事に「バービー誕生」全5回、朝日新聞社会面(1994.09.26-09.30)、「平和のメッセージ」全 10 回、朝日新聞広島版(1996.08.26-09.05)、「バグダッドに生きる」全 5 回、朝日新聞国際面(2003.02.12-02.16)、「生きている遺産 消えた村から」全 6 回、朝日新聞夕刊(2009.04.18-04.24)、「生きている遺産 モロッコの広場から」全 5 回、朝日新聞夕刊(2009.07.13-09.17)、「端っこをたどって」全 10 回、朝日新聞夕刊(2014.05.26-06.06)、「黒い大地をたどって」全 10 回、朝日新聞夕刊(2016.10.24-11.07)、「ナゴルノカラバフ往還記」全 5 回、朝日新聞夕刊(2020.12.21-12.25)、「ボスニア 分断の現在地」全 4 回、朝日新聞国際面(2021.02.24-02.27)、「チェルノブイリ、廃虚の街から」全 5 回、朝日新聞夕刊(2021.06.21-06.25) 等がある。

定期連載コラムに、『朝日新聞』「ザ・コラム」(2016.03-2017.09)、『朝日新聞』「日曜に想う」(2021.03-2023.10)、月刊『ふらんす』「アクチュアリテ」「フランス政治を嗤え」(2001-2014)等がある。

朝日新聞論説委員の傍ら、2023年7月〜12月に東京大学先端科学技術研究センター客員上級研究員を兼任する。2023年12月末に朝日新聞社を退社、2024年1月より現職。

小林弘幸 KOBAYASHI, Hiroyuki

特任研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野)

専門はイギリス外交史、核戦略、核軍縮等

内田州 UCHIDA, Shu

特任研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野)

博士(国際公共政策)(大阪大学)

法務省出入国在留管理庁難民審査参与員、オックスフォード大学内シンクタンク「Oxford Geopolitics Initiative」在外上席研究員(Non-Resident Senior Research Fellow, Oxford Geopolitics Initiative, based in the University of Oxford)、上智大学大学院グローバル・スタディーズ研究科客員研究員を兼任

専門は国際政治、紛争研究、欧州・旧ソ連地域研究

在グルジア(現ジョージア)日本国大使館専門調査員、日本政府派遣 欧州安全保障協力機構/民主制度・人権事務所(OSCE/ODIHR)ジョージア大統領選挙国際監視団監視員、 ハーバード大学デイビスセンター客員フェロー、 コインブラ大学社会学研究所EUマリー・キュリー・フェロー、早稲田大学地域・地域間研究機構研究院准教授などを経て現職

CVはこちら

豊田耕平 TOYODA, Kohei

連携研究員
独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構勤務

中東諸国(とりわけ湾岸アラブ諸国)のエネルギー安全保障、エネルギートランジション

2020年9月10日ー2023年3月31日 東京大学先端科学技術研究センター協力研究委員を兼務
2023年4月1日ー現在 東京大学先端科学技術研究センター連携研究員を兼務

インド太平洋交通安全保障に関する分科会・幹事補佐
政策シミュレーション研究プロジェクト・幹事補佐


Twitter:@toyodadesuyo

宮島昭夫 MIYAJIMA, Akio

ROLES上級顧問
東京大学先端科学技術研究センター・グローバルセキュリティ・宗教分野アドバイザー

宮島昭夫(みやじま・あきお)
1957年、石川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。81年に外務省入省。84年に米国イェール大学大学院修士(国際関係論)修了。大洋州課長、北米第一課長、駐韓公使、国連代表部公使などを経て、総合外交政策局審議官・国連担当大使、駐英国特命全権公使、舛添要一知事時代の東京都外務長(旧儀典長、2014年7月~16年1月)、内閣府PKO事務局長(16年1月~17年8月)、駐トルコ特命全権大使(17年8月~20年10月)、駐ポーランド特命全権大使(20年10月~24年10月)を務めた。ポーランド大使当時、ロシアがウクライナに侵攻し、岸田首相(当時)がウクライナを電撃訪問した(23年3月)。24年10月に帰朝し、外務省を退官。

2025年7月に東京大学先端科学技術研究センター・グローバルセキュリティ・宗教分野アドバイザーに就任、併せて創発戦略研究オープンラボ(ROLES)の上級顧問に就任した。

【英語 English】

永井陽右 NAGAI, Yosuke

東京大学先端科学技術研究センター連携研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野)
アクセプト・インターナショナル代表理事
オックスフォード大学客員フェロー

専門は、紛争解決、暴力的過激主義対策、平和構築、戦略的対話、前線の交渉
 
アクセプト・インターナショナル代表理事。主にソマリアやイエメン、パレスチナなどの紛争地にて、いわゆるテロ組織を含む非政府武装勢力との交渉や和平に向けた対話構築、非政府武装勢力からの離脱とその後の脱過激化と社会復帰支援、緊急人道支援などを実施。また近年は、テロや武力紛争に関わる若者に関する国際規範の制定に向けても取り組んでいる。国連ではアドバイザリーボード、専門家会議や専門作業部会のメンバー等。オックスフォード大学ペンブルックカレッジ客員フェロー。京都大学大学院非常勤講師。過去にジュネーブ国際人道法・人権法アカデミー客員フェロー、早稲田大学地域・地域間機構研究員を歴任。著書に『紛争地で「働く」私の生き方』(小学館)など。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカルサイエンス紛争研究修士課程修了、早稲田大学社会科学研究科博士後期課程修了。

滋野井公季 SHIGENOI, Koki

東京大学先端科学技術研究センター 連携研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野) 
東京大学大学院情報学環・学際情報学府 客員研究員
地経学研究所 客員研究員
ROLES 客員メンバー

専門は、非国家主体の統治と正統性、イスラーム政治思想、中東政治、経済安全保障

同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科博士後期課程満期退学。アルジャジーラ研究所客員研究員、ハマド・ビン・ハリーファ大学人文社会科学研究科客員研究員、外務省国際情報統括官組織専門分析員(国際テロ情勢)、コンラート・アデナウアー財団アジア太平洋部門リサーチ・アソシエイト、政策研究大学院大学リサーチ・フェロー、東京大学公共政策大学院共同研究員などを歴任。

(研究室OB)辻田俊哉 TSUJITA, Toshiya

客員上級研究員
大阪大学COデザインセンター准教授

専門は国際関係論、イスラエルの政治と安全保障
在イスラエル日本国大使館専門調査員、大阪大学講師、東京大学先端科学技術研究センター特任助教(非常勤)、関西外国語大学准教授などを経て、2023年4月より現職。

2021年1月1日ー2022年3月31日 東京大学先端科学技術研究センター特任助教(非常勤)
2021年4月1日ー2023年3月31日 関西外国語大学英語国際学部准教授
2022年4月1日ー2023年3月31日 東京大学先端科学技術研究センター客員研究員
2023年4月1日ー現在 大阪大学COデザインセンター准教授
2023年4月1日ー現在 東京大学先端科学技術研究センター客員上席研究員

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