東京大学先端科学技術研究センター（RCAST）国際比較政治変動部門は，6月10日に，リーガ・ストラディンシュ大学中国研究センター長兼ラトビア国際問題研究所（LIIA）アジアプログラム代表のウナ・アレクサンドラ・ベールジニャ＝チェレンコヴァ博士をお迎えし、RCASTセキュリティセミナーを開催しました。[イベントページ］

RCASTの中井遼教授による開会の挨拶に続き、Bērziņa-Čerenkova博士が中露関係の近年の動向について講演を行い、複数の戦略的側面から両国のパートナーシップを分析しました。講演後はフロアとの活発な意見交換が行われ、サプライチェーンの接続性、中国およびロシアに対する日本の世論、ラトビア・バルト諸国と台湾の関係、さらにはヨーロッパやインド太平洋地域における海底ケーブルの妨害行為が安全保障にもたらす影響など、多岐にわたるテーマが議論されました。