2月5日10時より、「科学技術と安全保障ダイアログ」の
第1回「衛星画像で何がわかる?」を開催いたしました。
科学技術は重要だ。そう叫ばれつつも、実際に目で見て、手で触ってみる人はどれだけいるのか?国際政治や安全保障を考える上で科学技術の話は欠かせないが、研究者・実務者が、最先端の科学技術に直接、触れて、その実態について考える機会はあまり多くはないのではないか。
この「科学技術と安全保障ダイアログ」は、そのような問題意識から、国際政治・安全保障研究者が科学技術に触れ、その使い方や重要性、将来の課題などについて考える機会を提供するべく開始されました。
第1回は衛星画像がテーマです。
急速に商用化が進むその実態の把握や、利活用の方法を模索するために、午前中はシンポジウム、午後はワークショップをひらきました。
シンポジウムでは、
日本地球観測衛星サービス(JEOSS)の北原大介氏、
Synspectiveの吉川智美氏がベンダー側の視点から、衛星画像の現在について報告がなされ、
小泉悠・東大先端研准教授、指原佑佳・東大先端研交流研究生、牛島光一・筑波大学准教授が、それぞれどのような関心・方法で衛星画像を利用しているのか、ユーザーとしての観点から話題提供がありました。
最後に、コメンテーターである渡邉浩崇・大阪大学招聘教授より、米国の宇宙政策の歴史から現在の日本が学べき視点についての話があり、登壇者への質問・コメントなどがありました。
午後のワークショップでは、登壇者・参加者で、実際に衛星画像を操作し、利活用の方法について議論をおこないました。
当日の模様(小泉准教授)
当日の模様(北原さん)
当日の模様(吉川さん)
当日の模様(指原交流研究生)
当日の模様(牛島准教授)
当日の模様(渡邉招聘教授)