ROLESでは東京大学と先端科学技術研究センターの幅広い分野に及ぶ研究者の知的リソースを活用し、文理融合・横断の共同研究を積極的に提案しています。
「『ポスト・ウクライナ』世界を生き抜くための外交・安全保障の構想と研究能力の抜本的強化」では、先端科学技術の発展が外交・安全保障とその研究に及ぼす影響を対象にする研究会「先端科学技術と安全保障」を設定しました。
この研究会では新興科学技術が外交・安全保障に及ぼす影響に着目し対象化しつつ、自らも新しいテクノロジーとツールを用いて安全保障研究を推進し、その積極的な成果発信を試みています。
ROLESは東京大学の内外で常時活発に行われている、学部や領域を横断した共同研究に参加し、下記のようなテーマで文理融合・横断の外交・安全保障研究を実験しています。
(1)「国際紛争のデータ・ビジュアライゼーション」
(2)「ロボティクス・仮想現実・拡張現実が変える戦争と平和」
(3)「フェイクニュースと国際世論」
(4)「AIはゲーム・チェンジャーか?」
(1)「国際紛争のデータ・ヴィジュアライゼーション」
ROLESは東京大学大学院情報学環・学際情報学府の渡邉英徳教授の研究室と文理横断・融合のコラボを行い、地理空間情報を総合的に把握し利用した、外交・安全保障研究の新たな様式を考案し、提示します。
衛星画像や古地図・記録写真、それらのビッグデータや機械学習等を用いて、ロシア・ウクライナ戦争やガザ紛争などによる被害状況、2023年2月のトルコ・シリア地震などの自然災害の影響、外交・安全保障・国際関係の歴史的事象を、「見える化(ビジュアライズ)」する手法と実例を提案します。
(2)「ロボティクス・仮想現実・拡張現実が変える戦争と平和」
ROLESは東京大学先端科学技術研究センターの稲見昌彦教授(身体情報学・身体拡張工学・自在化技術・ゲーミフィケーション・エンタテインメント工学)、門内靖明准教授(身体情報学・高周波工学) と協力し、ロボティクスや仮想現実・拡張現実が外交・安全保障に及ぼす影響を、文理融合・横断の手法を開発しながら解明します。
(3)「フェイクニュースと国際世論」
(4)「AIはゲーム・チェンジャーか?」