東大先端研池内・小泉研では、情報学環・学際情報学府の渡邉研との文理横断コラボレーションで、タスクフォース
「国際紛争のデータ・ビジュアライゼーション」を立ち上げ、国際紛争や自然災害、あるいは広く外交・安全保障に関わる事象の記録と記憶、そしてその可視化の手法を開発しています。
この連携の枠組みに参加していただいている指原佑佳さん(東京大学先端科学技術研究センター交流研究生/東京工業大学大学院修士課程)の、コンテンツ作品が公開されました。ウクライナの農業への戦争被害を衛星画像を通じて可視化するものです。2023年6月に起きたカフホカダム破壊事件による洪水、そして長期的な水不足の影響を、オープンソースの衛星画像を用いて、簡単なアプリケーションをツールとして用いて把握し、可視化する手法を、わかりやすいチュートリアルで示しています。
コンテンツ本体は英語ですが、日本語ページもこの度作成してもらいました。情報学環の渡邉研のウェブサイトからご覧下さい。
You can do it too: Monitoring Agricultural Damage in Ukraine「ウクライナの農業被害」可視化コンテンツの制作ROLESでは新興テクノロジーを自ら用いた安全保障研究と、その積極的な成果発信を試みています。「『ポスト・ウクライナ』世界を生き抜くための外交・安全保障の構想と研究能力の抜本的強化」の一環としてタスクフォース「国際紛争のデータ・ビジュアライゼーション」を設置しました。
ROLESでは地理空間情報を総合的に把握し利用した、外交・安全保障研究の新たな様式を考案し、提示してます。