コメンタリー

2024 / 07 / 29 (Mon.)

国末憲人「フランス総選挙の背景と安全保障環境」(ROLES Commentary No. 29)

フランスのマクロン大統領が6月9日に国民議会(下院)を解散し、事前にはあまり予想されなかった総選挙が6月30日と7月7日に実施された。その結果、大統領与党連合「アンサンブル」、右翼「国民連合」、左派左翼連合「新人民戦線」のいずれも過半数を得られず、新首相を決められないまま、7月26日のパリ五輪開幕を迎えた。

この選挙はフランス政治の中でどのような意味を持つのか。国際関係や安全保障政策にどのような影響を与えるか。選挙期間中約1週間の現地調査を踏まえ、背景分析と展望を試みるとともに、安全保障環境との関連を考察した。

 

【1】総選挙に至る背景と経緯

6月9日に投開票があった欧州議会選のフランス国内選挙区では、国民連合が31.37%を得票し、下馬評通りの躍進ぶりを見せた。与党連合の得票14.60%の倍以上にあたる。マクロン大統領が国民議会の解散を宣言したのは、その日の夕刻だった。

メディアには唐突と受け止められたが、「マクロン大統領は秋に解散する」との噂は、以前から流れていた[i]。2022年大統領選直後の総選挙で与党連合は過半数を確保できず、少数与党となって国会運営に困難を来していたからである。
マクロン大統領

大統領の支持率は最近低迷し、3割を割り込むことも珍しくなかった。従って、与党連合はさらに議席を減らすリスクを抱えていた。にもかかわらず解散に踏み切ったのは、中道の大統領与党が右派や左派の支持を取り込める、あるいはこれらの勢力と連携できる、との目算があったからと考えられる。実際、左派の社会党は欧州議会選で、党外から招いた中道系のラファエル・グリュックスマン氏を候補者リストの筆頭に据え、13.83%の得票で大統領与党と同じ13議席を得る大躍進を遂げており、有権者の志向が左翼の極端な主張から中道寄りにシフトする傾向を示していた。シラク、サルコジ両元大統領の支持母体を引き継ぐ右派政党「レピュブリカン」(共和主義者)では、右翼に近い立場を取るエリック・シオティ党首に対する不満が、党内穏健派の間で強まっていた。

 なお、経験や人材を欠く国民連合にマクロン大統領があえて内閣を担わせ、失敗させることで世論の右翼支持を減らそうとしたのでは、との推測が国外でしばしば語られる。ただ、フランス国内でこのような論調は少ない。後述するようにロシアとの関係が取り沙汰される国民連合に対し、一時的とはいえ政権を渡すのは極めて危険な行為であり、大統領もそれを認識していたと思われるからである。大統領と首相の党派が異なる「コアビタシオン」(保革共存政権)のこれまでの例だと、軍事、外交、情報機関の統制は大統領の専決事項となるのが慣例だった。ただ、国民連合の実権を握るマリーヌ・ルペン前党首は、軍事も内閣が握ると主張し[ii]、国民連合内閣が実際に誕生した場合には混乱が必至の情勢だった。

【2】右翼「国民連合」の動き

国民連合は、前身の「国民戦線」時代の2002年、当時の党首ジャン=マリー・ルペン氏が右翼として初めて大統領選の決選に進出し、内外に衝撃を与えた。その後党勢はしばらく低迷したが、2011年に3女のマリーヌ・ルペンが党首を引き継いで労働者層に浸透し、2017年、2022年の両大統領選ではいずれも決選をマクロン氏と争った。党首は2022年、当時26歳だったジョルダン・バルデラ氏が引き継いだが、実権は依然としてルペン氏が握っている。党は近年、農村にもその支持を広げていた。
マリーヌ・ルペン前党首

国民連合は、組閣する場合にルペン氏でなくバルデラ党首が首相を担うとの方針を掲げた。バルデラは、内閣を引き受けるのは過半数の議席を獲得した場合のみで、そうでない場合には引き受けない、とも表明した[iii]

解散2日後の6月11日、レピュブリカンのシオティ党首が国民連合との連携方針を表明した。シオティ氏はこの直前、右翼と右派の連携を主張する財界人ヴァンサン・ボロレ氏と会談しており、ボロレ氏の意向が反映していると思われた[iv]。しかし、右翼への激しい拒否感を抱くレピュブリカン内部では反発の声が上がり、同党政治局会合はシオティ氏を急遽除名したが、シオティ氏は地位保全を司法に訴えて抵抗した。混乱の末、最終的にシオティ氏に従ったのはごく一部の候補で、大部分の候補は右翼との連携を拒否した。

6月30日の第1回投票で、国民連合とその系列候補は33.1%を獲得し、過半数の選挙区でトップに立った[v]。この勢いを維持すると、決選でも過半数を得て首相の座を手にする可能性が高まった。レピュブリカンは6.7%だった。
シオティ党首に従って国民連合と連携した候補のポスター。この候補は結局落選した=パリ市内

【3】左派左翼連合「新人民戦線」の動き

フランス政界では、過激な体制批判で人気を博する左翼「不屈のフランス」の実力者ジャン=リュック・メランション氏が、2010年代半ばから左派左翼を牽引してきた。メランション氏は2017年大統領選で19.58%を獲得して4位、2022年大統領選では21.95%を得て3位と、好成績を収めた。2022年大統領選では、社会党候補のパリ市長アンヌ・イダルゴ氏が1.74%にとどまる惨敗となり、「左翼好調」「左派不調」の印象を世間に与えた。続く同年の総選挙で、左派の社会党、共産党、環境政党「エコロジスト」と「不屈のフランス」は、左派左翼連合「環境社会新人民連合」(Nupes)として統一候補を擁立し、Nupes全体で151議席を得た。

しかし、すでに述べた通り2024年欧州議会選で社会党が中道路線を掲げて復調ぶりを見せ、「不屈のフランス」は9.89%と大きく後退した。
新人民戦線のポスター


今回は、解散翌日の6月10日、「不屈のフランス」会派の非主流派フランソワ・リュファン国民議会議員らが主導して左派左翼連合「新人民戦線」を結成し、Nupesと同様の態勢を整えた。ただ、左翼の人気に左派が便乗したNupesでは候補者調整も「不屈のフランス」が主導したのに対し、新人民戦線は立場が逆転し、事実上左派の人気に左翼が便乗していた。左派と左翼の溝は選挙期間中も残り、両者がともに行動する場面は限られていた。

【4】勢力3分の選挙結果

上位2人が決選に進出する大統領選とは異なり、総選挙の場合には12.5%を得た全員が決選進出の資格を得る。従って、三つ巴、四つ巴の選挙区が多数出現する。第1回投票で約28%を得た新人民戦線と、約20%を獲得した与党連合は、決選での候補者調整を進めた。

決選で右翼候補が当選するのを防ぐため、最も有力な対抗馬を残して他の候補が辞退するこの戦略は、あらゆる選挙が2回投票制を採るフランスで以前からあった手法である。「共和国戦線」(Front républicain)あるいは「コルドン・サニテール」(Cordon sanitaire=防疫線)と呼ばれる。候補者を調整しても有権者が期待通りに投票してくれるとは限らず、また国民連合の議員や首長も次第に珍しくなくなり、近年は効果が薄れているといわれるが、今回はこれがある程度功を奏し、決選前には「国民連合は過半数に届きそうにない」との見方が大勢となった[vi]

7月7日の決選投票の結果は、国民連合が予想よりさらに後退し、第1党どころか新人民戦線、与党連合を下回って3位の議席獲得数となった[vii]。新人民戦線は182議席、与党連合は168議席、国民連合は143議席だった。

相対的に新人民戦線が1位となったが、いずれの勢力も総議席数577の半数にははるかに及ばず、単独では内閣を構成できない。少数派内閣の場合、法案ごとに他の勢力の協力を得なければならず、実際に2022年以降の第2次マクロン政権の内閣は半数を数十議席下回っていたためにその営みを強いられ、国会空転を招いていた。

しかし、今回は第1勢力でも半数を100議席以上下回っており、単独内閣だと内閣不信任案を可決されかねない。連立政権以外に解決策はない状態である。
パリ市内の投票所に掲げられた候補者のポスター。落書きが多い


【5】首相指名を巡る左派左翼の動き

 その後、与党連合アンサンブルは、7月後半に至るまで目立つ動きを見せていない。パリ五輪開幕前にガブリエル・アタル内閣は辞任したものの、後任が決まらないため、当面は最低限の実務を執行する態勢である。五輪にまつわる業務も多く、政争にかかわる余裕はしばらくないだろう。
第1回投票後にパリの共和国広場で開かれた新人民戦線の集会。実質的な参加者は「不屈のフランス」からがほとんどで、同党が支持するパレスチナの旗が振られていた


 それは、水面下での駆け引きが止まっていることを意味はしない。与党連合と右派レピュブリカンだけでは過半数が確保できないため、与党主導の内閣をつくろうとすると、左派を取り込まざるを得ない。左派は新人民戦線を通じて左翼と連携しているものの、左翼に対する不信感は根強い。与党連合にとっては、左派に左翼と決別させ、自陣営との連携を進めるのが、考えられるシナリオである。

 組閣の夢を絶たれた国民連合にも、7月後半現在際だった動きはうかがえない。この政党はマリーヌ・ルペン前党首による事実上の独裁状態にあることから、統制は依然利いており、また不満の声や改革の動きがあっても表面化しにくいと考えられる。ただ、バルデラに対してはその指導力を疑問視する声が上がり、「彼は現場に行かない」などの批判も出ているという[viii]

 この間、最も激しい動きを見せたのは新人民戦線の陣営である。

 新人民戦線は「首相は第1党から出すべきだ」と主張し、レユニオン地域圏議会のユゲット・ベロ議長、パリ市のリュシー・カステ財政部長を首相候補として提案した。しかし、いずれも「不屈のフランス」の影響下にある人物と見られ、首相指名権を持つマクロン氏に受け入れる気配は見られない。

 この間、「不屈のフランス」で独裁的な権力を振るうメランション氏への反発から、同会派の非主流派に属するリュファン氏らが離党してエコロジストの会派に合流した。事実上の党分裂だが、「不屈のフランス」内ではメランション氏の統制が一段と強まり、先鋭的な行動に出る可能性が捨てきれない。

 一方、大手機関Ipsosが実施した世論調査によると、次期首相として最も支持が高かったのは、42%を集めた大統領与党の現職アタル首相だった。38%のグリュックスマン氏、32%の大統領与党ジェラルド・ダルマナン内相が続いた。人々が最も強い拒否感を示したのはメランション氏で、79%が否定的な意見だった[ix]。人気の上位には穏健派、中道系が並んでおり、フランス国民の多くは急激な改革や変化を必ずしも望んでないと推測できた。

【6】安全保障への影響

 フランスと欧州の安全保障環境を見ると、終結への道筋が見えないロシア・ウクライナ戦争に関係する安全保障策や外交政策は喫緊の課題である。戦争の行方は国防政策や対ロ制裁の動向、難民支援問題などと連動し、経済や治安、雇用など国内のあらゆる政策を縛る。軍事的脅威としてのロシアの今後、ひいては北大西洋条約機構(NATO)の対応も直結する。ロシアの情報活動やプロパガンダは、欧米民主主義にとって大きな脅威となりつつある。

 マクロン政権の立場は、欧州の大多数の国と同様にウクライナ支援強化の方向で一貫している。フランスの主要政党も、右翼「国民連合」と左翼「不屈のフランス」を除いて方針は概ね一致しており、右翼や左翼の内閣とならない限り、大幅な路線変更は考えにくい[x]

国民連合と「不屈のフランス」は、2022年のロシア軍によるウクライナ全面侵攻以前、ロシアとプーチン政権の立場を支持し、擁護する姿勢を明示していた。しかし、今回の欧州議会選から総選挙にかけて、この問題が議論の対象となる機会はほとんどなかった。候補者の意識からも有権者の関心からも、安全保障問題や外交政策は抜け落ちていた可能性がある。
パスカル・ペリノー氏


これについて、パリ政治学院政治研究所(CEVIPOF)のパスカル・ペリノー元所長は欧州議会選前のインタビューで、争点の国内化や両党による争点隠しが背景にあるとの認識を示した。

「国民連合に限らず『不屈のフランス』も、プーチンに対しては批判的な態度を取りません。しかし、この2つの政党は、国際的に批判される勢力との間に付き合いがあったことを、有権者にうまく忘れさせたのです。なぜそうなったか。フランスの有権者の関心が現在、内政に向かっているからです。フランス人が気にかけるのは『購買力』であり、『健康』であり、つまり社会的経済的テーマです。国際問題も欧州問題も、第一の関心事とはなっていない」[xi]

 実際には、国民連合は旧「国民戦線」時代、ロシアとの連携方針を明確に打ち出していた。ルペン氏が2011年に党首に就任した後に作成した政策冊子では、フランスがNATOの統合軍事機構から離脱し、ロシアとの間で戦略的同盟関係の構築を試みるとうたっていた。ロシアのクリミア半島占領にあたって、ルペン氏はこれを支持することと引き換えに、ロシアの銀行から多額の融資を受けた[xii]。2022年のロシア軍侵攻後、国民連合はウクライナ支持の立場を採るようになったものの、表面上に過ぎないと見られる。同年秋にはバルデラ氏がルペン氏に対し、NATOとウクライナを強く支持するイタリアのメローニ首相にならってロシア寄りの方針を変更するよう進言したが、ルペン氏から「ニェット」(だめ)と一喝されたという[xiii]。今年7月に欧州議会であったウクライナ支援強化の提案にも国民連合は反対しており[xiv]、方針が変更された様子はうかがえない。
ジル・グレサニ氏

国際問題専門誌『グラン・コンティナン』代表のジル・グレサニ氏は「国民連合がいかにロシアとの決別を言おうとも、それを実行するのは極めて難しい。国民連合の幹部にはプーチン体制と直接関係を持ち、馴れ合ってきた人が含まれるのですから。国民連合は、ウクライナのクリミア半島でロシアが強行した(ロシア併合を問う)住民投票に、監視員を出しました。ロシアから財政的な支援も受けたこともある。両者の関係は相当根深い」と語る[xv]

「不屈のフランス」のメランション氏も、2014年のロシアによるウクライナのクリミア半島占領について「NATOにとってクリミアは失われた。良いニュースだ」とブログで綴る[xvi]など、プーチン政権擁護の姿勢をとり続けてきた。2022年以降はウクライナ支持を表明するものの、今年3月にはプーチン大統領について「自分の信じる義務を実行に移しているのだ。私たちが私たちの信じる義務を実行に移しているように」と述べ、依然としてその立場に理解を示した[xvii]

【7】安全保障の内部課題
ロシアに占領されて間もない2014年のクリミア半島シンフェロポリ。土産物店ではさっそくロシアグッズを販売していた

国民連合や「不屈のフランス」は、指導部がロシア寄りであるにとどまらず、ロシアと密接な関係を保つ議員や党員を多数抱えている。極端な親ロ派の立場を取る国民連合のティエリ・マリアーニ欧州議会議員は、プーチン大統領と個人的な親交を結び、占領後のクリミア半島を何度も訪問した。ロシアが占領地で実施する違法な選挙にお墨付きを与えるため、国民連合や「不屈のフランス」の関係者が多数、選挙監視員として渡航もしているという[xviii]

 フランスをはじめとする欧州各国の安全保障は、外部の軍事的脅威に備えるだけでなく、このような内部の課題に応えざるを得ないところに、その難しさがある。欧州はロシアと、またロシアが引き起こす戦争と、地理的にも経済文化的にも近い立場にあり、関係もそれだけ密接で複雑である。政党や政治家個人の活動や表現の自由も絡む問題だけに、対応には慎重さと対話重視の姿勢が求められる。

 国民連合や「不屈のフランス」に限らず、欧米各国のポピュリズムの政党や政治家は、親ロ、親プーチン政権のスタンスを取る場合が少なくない。1つには、金銭面を含めて様々な支援を受けられると期待してのことだが、もう1つには、プーチン政権の権威主義的手法を、リベラル民主主義に沿う欧米主要政党への対抗する上での統治モデルと見なすからでもある。特に2014年、ウクライナのマイダン革命に乗じてクリミア半島を無血占領したロシアの作戦を、これらの政党や政治家は「抜け目なく、手際よい」行動の典型例として賞賛した。

2022年のロシア軍によるウクライナ侵攻は、これらポピュリズム勢力を複雑な立場に追い込んだ。プーチン政権とはこれまで通り関係を保ちたい一方で、大っぴらに支持を語るのが憚られるようになったからである。ウクライナ支援に対する国民連合や「不屈のフランス」の曖昧な態度の背景には、このようなジレンマがあると考えられる。

【8】政党内の過激な勢力の問題

国民連合や「不屈のフランス」は、ロシアとの関係以外にも、党内に抱える過激な勢力や人物が、しばしば問題になる。国民連合では今回の総選挙で、ナチスの帽子をかぶる候補の写真が流出し、この候補は決選を辞退した[xix]。国民連合は党の正常化を掲げ、ネオナチや反ユダヤ主義に結びつきかねない言動を厳しく取り締まっているものの、なくならないのが現実である。

「不屈のフランス」前調整役(党首)のアドリアン・カトナン氏は今回の総選挙後、「マクロンが我々から勝利を奪おうとしている」と大統領を非難し、首相府に向けた「大行進」を提案した[xx]。これは、権力奪取への実力行使の呼びかけだとして批判を受けた。また、同党のリマ・アサン欧州議会議員は、自身の同議会人権委員会副委員長への就任に反対した右派レピュブリカンの議員に対し、「夜ゆっくり寝られるのも今のうち」とツイートし[xxi]、暴力を示唆するものとして欧州議会が調査に乗り出した。

 国民連合は国内で現在最も多く得票する政党であり、「不屈のフランス」は特に若者に人気の高い政党である。これらのように政界に定着し、国民の広い支持を得ている政治勢力に、敵対する国家との関係や内部の過激勢力への懸念が抱かれるところに、フランスの大きな問題がある。

 従って、フランスの現在の政治状況は、首相を決められないという一時的な危機にとどまらない。長期間かけて社会が解決を模索すべき構造的危機の表れだといえるのである。


[i]例えば、セジュルネ外相はすでに5月末、解散の可能性について示唆していた。 “Comment la dissolution de l’Assemblée nationale a fait son chemin à l’Elysée”, lemonde.fr, 2024.06.10.
https://www.lemonde.fr/politique/article/2024/06/10/comment-la-dissolution-de-l-assemblee-nationale-a-fait-son-chemin-a-l-elysee_6238407_823448.html
[ii]“Le titre de chef des armées du Président de la République est-il uniquement honorifique, comme l’affirme Marine Le Pen ?”, publicsenat.fr, 2024.06.27.
https://www.publicsenat.fr/actualites/politique/le-titre-de-chef-des-armees-du-president-de-la-republique-est-il-uniquement-honorifique-comme-le-dit-marine-le-pen
[iii]“Jordan Bardella : « Pour gouverner, j’ai besoin d’une majorité absolue »”, leparisien.fr, 2024.06.17.
https://www.leparisien.fr/elections/legislatives/jordan-bardella-pour-gouverner-jai-besoin-dune-majorite-absolue-17-06-2024-PHL66N4XFBHQ7IKHIHEHBTETHA.php?utm_campaign=twitter_partage&utm_medium=social なお、ルペンは後に「少し足りないぐらいなら受ける」と言い換えた。
[iv]“Comment Eric Ciotti a orchestré avec Vincent Bolloré l’annonce de son ralliement au RN”, lemonde.fr, 2024.06.13.
https://www.lemonde.fr/politique/article/2024/06/13/comment-eric-ciotti-a-orchestre-avec-vincent-bollore-l-annonce-de-son-ralliement-au-rn_6239404_823448.html
[v]“La carte des résultats des législatives au premier tour et le tableau des candidats qualifiés”, lemonde.fr, 2024.07.01.
https://www.lemonde.fr/les-decodeurs/article/2024/07/01/la-carte-des-resultats-des-legislatives-au-premier-tour-et-le-tableau-des-candidats-qualifies_6245574_4355771.html フランス憲法評議会による最終集計は2024年7月28日現在公表されておらず、メディアの集計にはいくつかのブレが見られる。ここは『ルモンド』の集計に従った。決選の結果も同様。
[vi]“Législatives : le RN s’éloignerait de la majorité absolue, le scénario Grande Coalition s’approcherait, mais la participation restera le facteur déterminant. Nouvelle projection mise à jour”, Le Grand Continent, 2024.07.04.
https://legrandcontinent.eu/fr/2024/07/04/legislatives-le-rn-seloignerait-de-la-majorite-absolue-le-scenario-grande-coalition-sapprocherait-mais-la-participation-restera-le-facteur-determinant-nouvelle-projection-mise-a/
[vii]“La carte des résultats des législatives 2024 au second tour : la composition de l’Assemblée et le député élu dans votre circonscription”, lemonde.fr, 2024.07.08. 
https://www.lemonde.fr/les-decodeurs/article/2024/07/08/la-carte-des-resultats-des-legislatives-2024-au-second-tour-la-composition-de-l-assemblee-et-le-depute-elu-dans-votre-circonscription_6247510_4355771.html
[viii]“Jordan Bardella connaît ses premières secousses à la tête du RN”, lemonde.fr, 2024.07.09.
https://www.lemonde.fr/politique/article/2024/07/09/avec-la-deception-des-legislatives-jordan-bardella-connait-ses-premieres-secousses-a-la-tete-du-rn_6248083_823448.html
[ix]”Législatives anticipées : les Français partagés face à une situation politique inédite“, Ipsos, 2024.07.13.
https://www.ipsos.com/fr-fr/legislatives-anticipees-les-francais-partages-face-une-situation-politique-inedite
[x]フランス共産党はウクライナ支援を掲げる一方で、2月のフランス・ウクライナ2国間安保協定締結には「フランスが戦争に巻き込まれないための一線を越えている」として、「不屈のフランス」とともに反対した。“AIDE À L'UKRAINE: FABIEN ROUSSEL DÉPLORE UN SOUTIEN DE LA FRANCE "SANS LIGNES ROUGES"”, bfmtv.com , 2024.03.13
https://www.bfmtv.com/politique/parti-communiste-francais/aide-a-l-ukraine-fabien-roussel-deplore-un-soutien-de-la-france-sans-lignes-rouges_AV-202403130194.html
[xi]2024年5月16日のインタビューによる。詳細は国末憲人『【特別インタビュー】パスカル・ペリノー仏パリ政治学院名誉教授(上)――欧州議会選で右翼ポピュリズムを後押しする「争点の国内化」』、フォーサイト、2024年5月31日 https://www.fsight.jp/articles/-/50622
[xii]ルペン氏とロシアとの関係については、国末憲人『ポピュリズムと欧州動乱』、講談社、2017年を参照。
[xiii]Pierre-Stéphane Fort, Le grand remplaçant : La face cachée de Jordan Bardella, Studiofact, 2024, p115-116,
[xiv]国民連合は声明で、「ウクライナ支持の路線は維持するが、提案の不均衡さを隠してはならない」と説明した。”RÉSOLUTION DU PARLEMENT EUROPÉEN SUR L’UKRAINE : LE RASSEMBLEMENT NATIONAL RÉITÈRE SON SOUTIEN À L’UKRAINE“, RASSEMBLEMENT NATIONAL COMMUNIQUÉ, 2024.07.17. 
https://rassemblementnational.fr/communiques/resolution-du-parlement-europeen-sur-lukraine-le-rassemblement-national-reitere-son-soutien-a-lukraine
[xv]2024年7月2日のインタビューによる。詳細は国末憲人『[フランス総選挙]統治経験なき右翼、核保有国フランスを治める不安――国際問題専門誌『グラン・コンティナン』代表ジル・グレサニ氏』、フォーサイト、2024年7月6日 https://www.fsight.jp/articles/-/50719
[xvi]“La Crimée est perdue pour l'OTAN. Tant mieux.”, LE BLOG DE Jean-Luc Mélenchon, 2014.03.15.
http://www.jean-luc-melenchon.fr/2014/03/15/au-debut-des-magnolias/
[xvii]“Guerre en Ukraine : pour Jean-Luc Mélenchon, Vladimir Poutine "fait ce qu’il croit être son devoir"”, francetvinfo.fr, 2024.03.17.
https://www.francetvinfo.fr/monde/europe/manifestations-en-ukraine/video-guerre-en-ukraine-pour-jean-luc-melenchon-vladimir-poutine-fait-ce-qu-il-croit-etre-son-devoir_6429865.html
[xviii]“Législatives 2024 : les profils pro-Poutine de candidats RN inquiètent”, challenges.fr , 2024.06.26.
https://www.challenges.fr/politique/legislatives-2024-les-profils-pro-poutine-de-candidats-rn-inquietent_897347
[xix]“La candidate RN à Caen se retire après la diffusion d'une photo d'elle portant une casquette nazie”, francebleu.fr/, 2024.07.02. 
https://www.francebleu.fr/infos/politique/info-france-bleu-la-candidate-rn-a-caen-se-retire-apres-la-diffusion-d-une-photo-d-elle-portant-une-casquette-nazie-4821206
[xx]”«Grande marche populaire en direction de Matignon» : l’idée d’Adrien Quatennens provoque l’ire de la classe politique“, lefigaro.fr, 2024.07.10. /
https://www.lefigaro.fr/elections/legislatives/grande-marche-populaire-en-direction-de-matignon-l-idee-d-adrien-quatennens-provoque-l-ire-de-la-classe-politique-20240710
[xxi]https://x.com/RimaHas/status/1816117216519107040

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