論文

2025 / 03 / 24 (月)

加藤 美保子「OSCE Documentation Centre in Prague (DCiP)での調査について」 (ROLES REPORT No. 37)

 2024年12月9日から13日まで、プラハにある欧州安全保障協力機構(OSCE)のアーカイブであるOSCE Documentation Centre in Prague(DCiP)で資料調査を行う機会をいただいた。DCiPは、1972年から1994年までのCSCE(欧州安全保障協力会議、OSCEの前身)の主要な会議記録と政策文書、そして1995年以降のOSCEの記録を管理・保管する役割を担っている。また、Researcher-in-Residence programmeという制度を設けて、希望する研究者や大学院生にアーカイブコレクションや図書館所蔵資料にアクセスする機会を提供している。今回、筆者もこの制度に申し込んで資料調査を行った。以下では、ロシアの対外政策におけるCSCE / OSCEの位置付けを簡単に紹介し、DCiPでの資料調査の概要について記す。

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