「神々の国の首都」とも呼ばれる出雲。その信仰の中心にある出雲大社の起源は神話に遡ります。天の神は、地上を治めていた神に対し、国を譲ることと引き替えに、天にも届くほどの大きな神殿を作ることを約束しました。その約束は、人間たちの手で現代まで守り伝えられています。
このドキュメンタリーは、60年に一度行われる「遷宮」という儀礼に焦点を当て、木材という有限の素材を用いつつ、永遠を希求する信仰のあり方を描いています。遷宮に関わった神職の方々の思いに迫る、貴重なインタビューを収録しました(作品上映は30分)。特別編として海外の日本学者からのコメントも紹介します。
上映後は出雲大社の千家和比古権宮司、古代オリエント学、聖書学の月本昭男氏をお迎えし、制作に関わった写真家・映像人類学の港千尋氏とともに古代バビロニアやイスラエルの神殿にまで視野に入れ、広く信仰と神殿建築について語っていきます。
【日時】2025年1月22日(水)18時~20時
【場所】東京大学先端科学技術研究センターENEOSホール
【登壇】
千家和比古(出雲大社権宮司)
月本昭男(立教大学・上智大学名誉教授)
港千尋(多摩美術大学教授、アートとデザインの人類学研究所長、写真家)
平藤喜久子(國學院大學教授、日本文化研究所所長)
【コメント】(録画)
クラウス・アントーニ(テュービンゲン大学教授)
ジャン-ミシェル・ビュテル(フランス国立東洋言語文化大学准教授)
【参加登録】
本イベントは無料です。ご参加希望の方は
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主催:東京大学先端科学技術研究センター創発戦略研究オープンラボ(ROLES)