東京大学先端研・創発戦略研究オープンラボ(ROLES)は、昨年12月に公表したロシア・ウクライナに関する外交・安全保障提言「ウクライナ戦争下の世界における日本の外交・安全保障政策に向けた提言」の
ウクライナ語版を公開した。キーウ国立言語大学で日本語を学ぶ学生たちが、イリーナ・シェペリスカ上級講師の監修の下、ボランティアで翻訳に取り組んだ。
提言は、以下の3点を主に指摘している。
①ロシアのエネルギー産業、軍需産業に対する制裁を強化するとともに、ウクライナのニーズを把握するメカニズムを設置し、資機材を供与しつつ再建を支援する。
②北方領土・平和条約締結問題についての現実的な見通しに基づく対露政策を立案し、戦略的コミュニケーションを推進する。
③中、朝及び露の軍事的連携に対抗する安全保障上の連携を強化しつつ、ウクライナの経験を日本政府・自衛隊の運用体制に反映させるチャンネルを構築する。