外交専門誌『外交』第74号(2022年7・8月号)に、小泉悠専任講師が、巻頭論文「消耗戦へ回帰する『現代の戦争』」を寄稿しました。
本論考では、ロシアの軍事戦略思想の系譜を踏まえ、ロシアの対ウクライナ戦争の消耗線としての帰着を論じています。
(序文からの抜粋)
冷戦終結後、ロシアの軍事戦略は多様化し、近年は情報戦を中心に非軍事的手段を駆使した「グレーゾーン」の戦争が重視されてきた。しかし、いま我々の眼前で展開されているのは、兵員や兵器の数がものを言う古典的な戦争の復活である。この現実はなぜ生まれ、何を意味しているのか。
小泉悠「消耗戦へ回帰する『現代の戦争』軍事思想から見たロシア・ウクライナ戦争」『外交』Vol. 74, 2022年, 7−17頁
本論考は
『外交』ウェブサイトで、無料でPDF版が公開されています。