東京大学先端科学技術研究センターのROLES(東大先端研創発戦略研究オープンラボ)グローバルセキュリティ・宗教分野では、2025年4月25日(金)に、RCASTセキュリティ・セミナーの一環として、康仁徳(カン・インドク)・元韓国統一部長官の2025年4月の来日に合わせて、研究セミナーを開催します。研究セミナーでは、康仁徳長官が韓国中央情報部(KCIA)創設期からのメンバー(1961-1978年)であり、朴正煕大統領が厚い信頼を寄せた情報分析官であったことから、情報機関における情報分析活動と宣伝工作活動について、出席者からの質問に答える形でお話しいただこうと考えています。
康仁徳長官は、1932年11月10日に現在の平壌の生まれで、韓国中央情報部の創設メンバーの一人であり、若くして対北朝鮮OSINT分析体制を構築し、北朝鮮の脅威から韓国の安全を守ってきた韓国の功労者の一人です。韓国中央情報部といえば「南山」といわれた工作部門が知られていますが、OSINT分析部門はそれとは違い「里門洞」といわれます。1978年に中央情報部を引退した後、極東問題研究所所長として活躍されてきましたが、1998年に金大中大統領に請われて統一部長官に就任し、再び政界で活躍されました。その後は日本で聖学院大学総合研究所客員教授、韓国では極東問題研究所理事長、北韓大学院大学招聘教授を歴任されてきました。
【日時】2025年4月25日(金)10:00–12:00
【場所】
東京大学先端科学技術研究センター13号館1階旧教授室【講師】
康仁徳(北韓大学院大学招聘教授)
【司会】宮本悟(聖学院大学教授)
【形式】対面(オンラインなし)
【言語】日本語(通訳なし)
【登録】
こちらより事前参加登録をお願いします。
当日参加ご希望の方は、宮本悟先生(s_miyamoto(at)seigakuin-univ.ac.jp ※ (at) は @ に置き換えて下さい)までご連絡ください。