東京大学先端科学技術研究センター グローバルセキュリティ・宗教部門では、エルサレム・ヘブライ大学/オックスフォード大学のギイ・ストロムザ教授の2024年2月の来日に合わせて、研究セミナーと特別講演を開催します。ストロムザ教授は、キリスト教学、アブラハム宗教比較研究、古代末期研究、宗教学史といった幅広い分野に亘って、数多くの著書や論考を著している世界的に著名な宗教学者です。
研究セミナー「オリエンタリズムと一神教:ルナンによるユダヤ教とイスラーム教」では、近著The Idea of Semitic Monotheism: The Rise and Fall of a Scholarly Myth (Oxford 2021)でも扱われた所謂「セム的一神教」の概念の歴史的・イデオロギー的背景を巡って、特に19世紀のフランスの思想家・宗教史家エルネスト・ルナンのユダヤ教理解とイスラーム教理解に焦点が当てられます。これと関連して、本セミナーではさらに、イスラエルにおける宗教学の歴史やアブラハム宗教研究の現況についてもお話しを伺う予定です。
開催日時:2024 年2 月 16日(金) 10:30-12:00
開催形式:ハイブリッド形式
開催場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館215教室
(オンライン参加者には、後日URLを送付)
使用言語:英語
参加登録:下記のリンク先のフォームにご記入ください。
講師:ギイ・ストロムザ教授(エルサレム・ヘブライ大学/オックスフォード大学)
主催:東京大学先端科学技術研究センター(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
東京大学先端科学技術研究センター・創発戦略研究オープンラボ(ROLES)
共催:東京大学文学部・大学院人文社会系研究科宗教学宗教史学研究室