2023 / 10 / 22 (日)

シンポジウム

東京・エルサレム国際ワークショップ:近代以前のイスラーム教におけるクルアーンの遺産と思想史の課題

研究会「現代の宗教思想の検証と再構築」
【中止になりました】
 東京・エルサレム国際ワークショップ
 
近代以前のイスラーム教におけるクルアーンの遺産とその思想史的課題
 
Tokyo-Jerusalem Joint Workshop (October 2023):
The Quranic Heritage and Intellectual-Historical Challenges in Early and Medieval Islam
 
 
   2019年に締結された東京大学とエルサレム・ヘブライ大学の間の大学間包括協定を踏まえ、東京大学先端科学技術研究センター・グローバルセキュリティ・宗教分野では、過去数年間にわたり、ヘブライ大学の研究者との活発な学術交流を進めてきました。今回、これまでの活動の延長として、両大学に属する若手から中堅の宗教研究者およびイスラーム学者による合同ワークショップが、エルサレム・ヘブライ大学で開催されます。
 本ワークショップは、イスラームという宗教の聖典であり、精神的支柱であるクルアーンと、クルアーン解釈の伝統の意義、そしてそれらを取り巻くより広範な思想史(インテレクチュアル・ヒストリー)的なコンテキストを全体テーマとして設定しています。クルアーン的世界観における知覚表現、初期イスラーム教のVisio Dei/angelicaと天界上昇/夜間旅行の伝承、純正同胞団によるプラトン哲学の継承と伝播、イブン・アラビーの神秘哲学における神礼拝、マムルーク朝期の軍事理論とその淵源といった多彩なトピックを扱い、それぞれの研究を多角的に検討する機会を設けることによって、今後の研究の発展へとつなげていくことを狙いとして定めています。
本ワークショップを通じて、イスラーム学や比較宗教学において鋭意取り組まれている、文字どおり現在進行形の研究内容の一端をお見せすることになるでしょう。多くの方々の積極的なご参加を心より期待いたしております(ワークショップの内容の詳細と登壇者については、英語の詳細をご参照ください)。

本ワークショップは、山城貢司特任研究員がプロジェクト・リーダーとして推進する国際研究プロジェクトHumanitas Futura: Traditions of Thought and New Vistas for Understanding Manの一環として、開催されます。


開催日時
2023年10月22日(日)19:00-21:30(日本時間)/ 13:00–15:30(イスラエル時間)

開催形式
ハイブリッド形式

開催場所
ヘブライ大学 マウントスコーパス・キャンパス ラビン・ビルディング 2001番教室

オンライン参加者には、後日URLを送付

登壇者
ハンネリス・コロスカ博士(エルサレム・ヘブライ大学人文学部比較宗教学科)
山城貢司博士(東京大学先端科学技術研究センター)
タニヤ・ヴェルトマン博士(エルサレム・ヘブライ大学人文学部ユダヤ思想学科)
ミハエル・エブスタイン博士(エルサレム・ヘブライ大学人文学部アラビア語・アラブ文学科/イスラーム学・中東学科)
木村風雅博士(東京大学中東地域研究センター)
メイル・バルアシェル教授(エルサレム・ヘブライ大学人文学部アラビア語・アラブ文学科)

主催
東京大学先端科学技術研究センター(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
東京大学先端科学技術研究センター・創発戦略研究オープンラボ(ROLES)

参加登録
下記のリンク先のフォームにご記入ください。
問い合わせ先
東京大学先端科学技術研究センター特任研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野) 山城貢司 (koji.yamashiro@gmail.com)

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