2022.03.15 (火)

セミナー

イスラエル月間 | #10, #11: 連続講読セミナー「『ゾハルの書』における神秘と解釈」

未来の人文学に向けて:思想研究のための国際研究ネットワーク構築
連続講読セミナー「『ゾハルの書』における神秘と解釈」
講師:アヴィシャイ・バル=アシェル博士(エルサレム=ヘブライ大学講師)
コーディネーター:山城貢司博士(東京大学先端科学技術研究センター特任研究員)

* 日時:
2022年3月15日(火)17:00-18:30 日本時間(10:00-11:30イスラエル時間)
2022年3月16日(水)17:00-18:30 日本時間(10:00-11:30イスラエル時間)

* 開催形態:Zoom
* 使用言語:英語(同時通訳なし)
* 参加費:無料/要事前申込
*参加希望者は、山城貢司(koji.yamashiro@gmail.com)までご連絡ください。
* 本ウェビナーは、「イスラエル月間@東大駒場リサーチキャンパス」の一環として開催されます。詳細はこちらをご確認ください。

国際研究プロジェクト「未来の人文学に向けて:思想研究のための国際研究ネットワーク構築」(プロジェクト・リーダー:山城貢司特任研究員)では、「イスラエル月間@東大駒場リサーチキャンパス」に併せ、ヘブライ大学ユダヤ思想学科で教鞭をとるアヴィシャイ・バル=アシェル博士を講師として、カバラー(ユダヤの神秘主義的秘教伝統)の輪読会を2回にわたって開催します。

2021年2月にアヴィシャイ博士をお迎えして開催された『古典カバラーへの招待』では、最新研究の知見を踏まえながら、カバラーの歴史と思想が、日本の研究者向けに紹介されました。

好評を博したこのワークショップを承け、今回は実際のカバラーテクストを2回のセミナーで読み解きます。ユダヤ教神秘文学の最重要古典と目される『ゾハルの書』のクライマックスの一つ、「ミシュパティームの翁」から興味深いパッセージを複数選び、用語・象徴表現・神学的論点・歴史的背景などを丁寧に解きほぐしながら、カバラーの奥深い世界に踏み入ってきます。テクスト読解にあたっては英訳を利用するため、ヘブライ語やアラム語の知識がない方でも参加が可能です。もちろん、直接原典に挑戦されたい方も大歓迎です。必要に応じて、基礎知識に関する補足説明もなされる予定です。世界の第一線で活躍する専門家とともにカバラー文学の「読み」の醍醐味を体験し、その「作法」を学ぶことのできるまたとない機会となるであろう本連続セミナーへの、積極的なご参加を心よりお待ちいたしております(セミナーの概要と講演者の紹介については、下記の英文もご参照ください)。

主催
東京大学先端科学技術研究センター(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
東京大学先端科学技術研究センター・創発戦略研究オープンラボ(ROLES)
東京大学グローバル地域研究機構(IAGS)
GSIキャラバン・プロジェクト「中東国際政治における主要地域大国と域外大国の関係をめぐる実地調査と対話」(代表者:池内恵)
国際研究プロジェクト「未来の人文学に向けて:思想研究のための国際研究ネットワーク構築」(プロジェクト・リーダー:山城貢司特任研究員)

連絡先(参加登録・問い合わせ・その他):山城貢司(koji.yamashiro@gmail.com)
東京大学先端科学技術研究センター特任研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
連絡先(参加登録・問い合わせ・その他)

東京大学先端科学技術研究センター特任研究員(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
山城貢司(koji.yamashiro@gmail.com)

Secrecy and Hermeneutics in the Zohar

In this seminar we will read together several passages from the portion "Sava de-Mishpatim," one of the literary climaxes in the Book of Zohar. Set in the narrative framework of an encounter of two Sages with a Sava ("an old man"), "Sava de-Mishpatim" deals with a plethora of Kabbalistic mysteries, all of which are organized as a traditional interpretation of Scripture (midrash). This unit is dedicated to defining (and challenging) the realms of mystical interpretation of the Bible. Also, it develops a particular discussion on the Soul, its mystical relation to the Divine, and eschatology.
During the sessions, we will dive into the mystery of the book of the Zohar. We will gradually become familiar with the characteristics of the book and acquire the first tools for reading the text.
We will use the recent English translation of Prof. Daniel Matt (Pritzker Edition). Those who would like to tackle the original text (in Aramaic) are most welcome. As background and preparation, it is worth glancing at the beginning of Parashat Mishpatim (Exodus XXI-XXIII) and reading more closely Ex. XXIII:1-19. Together with the Sava, let us begin an extraordinary journey to the heart of the world of Kabbalah.

Dr. Avishai Bar-Asher, Lecturer at the Department of Jewish Thought, the Faculty of Humanities, the Hebrew University of Jerusalem.
Avishai’s research interests include, among others, reception theory, textual study and intellectual history in the field of Jewish mysticism and esotericism in the Middle Ages. His first book, the critical edition of Moses de León's Sefer Mishkan ha-Edut, is a philological and historical study on one of the writings composed by the important Castilian kabbalist, who could arguably be considered as the central figure responsible for the composition and early diffusion of the main part of Sefer ha-Zohar. His recent book Journeys of the Soul Concepts and Imageries of Paradise in Medieval Kabbalah covers the most decisive period in the history of Jewish imagination on the Garden of Eden and offers a comprehensive analysis of paradigms, traditions, texts, and polemics therein. Avishai also serves as the head of the Program in Jewish Studies.

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* 主催:ROLES(RCAST Open Laboratory for Emergence Strategies 東大先端研・創発戦略研究オープンラボ)
* 後援:駐日イスラエル大使館
* 問い合わせ先:東京大学先端科学技術研究センター グローバルセキュリティ・宗教分野事務室:office@me.rcast.u-tokyo.ac.jp
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ROLES(RCAST Open Laboratory for Emergence Strategies 東大先端研・創発戦略研究オープンラボ)は、駐日イスラエル大使館の後援で、2021年に「イスラエル・ウィーク」を開催しました。2022年は、日本とイスラエルの国交樹立70周年にあたります。2022年の「イスラエル月間@東大駒場リサーチキャンパス」では、日本・イスラエル関係、イスラエル・アラブ諸国関係、グリーンテック、ブロックチェーンとその政策的含意、気候変動などに関する多種多様なテーマを取り上げたウェビナーを開催します。また、ユダヤ教思想と、それを世界各地の諸宗教伝統と共に考察するセミナー・講演を、エルサレム=ヘブライ大学等の最新鋭・最先端の研究者を招聘して、連続開催します。
これらの課題に関する最近の動向と今後の展開、また、日・イスラエル関係への影響について参加者の皆様とともに考えてまいります。様々な分野での第一線で活躍する研究者や専門家からのアイデアやインスピレーションを共有するとともに、協働の可能性を模索する機会の場を提供することを目指します。

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シンポジウム

わかものが考える日本のグランドデザインとは 第1回 日本のエネルギー安全保障 原発再稼働の是非とエネルギー政策の将来(QWSアカデミア東京大学)