東大先端研ROLES（創発戦略研究オープンラボ）が組織する研究会「安全保障協力体制の構想」メンバーとROLES特任研究員からなる訪問団が、6日4日から6月7日にかけてモンゴルの首都ウランバートルを訪問し、研究会の活動の一貫として「The Ulaanbaatar Dialogue on Northeast Asian Security: The Tenth International Conference」に参加しました。また、モンゴル国家安全保障委員会・戦略研究所（Institute for Strategic Studies, National Security Council, Mongolia: ISS）と、本年8月開催予定の国際会議についての会談も行いました。

モンゴル外務省とモンゴル国家安全保障委員会・戦略研究所が主催するUlaanbaatar Dialogue（ウランバートル対話）は、北東アジアの安全保障問題を話し合う1.5トラックの国際会議で、10回目となる今回は40以上の国から230名を超える専門家、政府関係者が参加しました。

The Ulaanbaatar Dialogue on Northeast Asian Security: The Tenth International Conference HP
https://ubd.iss.gov.mn/

訪問団からは岩間陽子・政策研究大学院大学教授が第１セッションに登壇しました。岩間教授は、日本のこれまでの安全保障政策の歩み、現在日本が直面している安全保障環境の変化とそれへの対応、アジアにおける対話と信頼情勢の必要性などについてスピーチをし、また質疑応答に応じました。

岩間教授のスピーチ原稿は以下に掲載されております。併せてご覧下さい。

Yoko IWAMA “Challenges Facing Japan and Need for Innovative Institution Building” (Ulaanbaatar Dialogue 2025スピーチ原稿）
https://roles.rcast.u-tokyo.ac.jp/publication/20250612

Ulaanbaatar Dialogueの様子は、以下の現地メディアでも取り上げられています。

"Улаанбаатарын яриа хэлэлцээ" олон улсын бага хурал болж байна: MNB

The 10th Ulaanbaatar Dialogue on Northeast Asian Security Commences: Montsame

https://montsame.mn/en/read/371434

訪問団は、Ulaanbaatar Dialogueの合間、モンゴルISSのMendee Jargalsaikhan所長等と会談し、ROLES、モンゴルISS、JICAの共催で8月に開催予定の国際会議についての話し合いも行いました。

ROLESは、今回の話し合いを受け、8月の国際会議に向けた準備を進めていきます。