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2024 / 05 / 10 (Fri.)

【出版】阿部俊哉客員研究員が『パレスチナ和平交渉の歴史』を刊行

阿部俊哉客員研究員(JICA評価部部長)が、『パレスチナ和平交渉の歴史ーー二国家解決と紛争の30年』(みすず書房)を刊行しました。

阿部客員研究員は、JICAの本部や現地事務所、UNHCR等での、1994年以来あしかけ30年にわたるパレスチナ問題への実務的関わりを踏まえ、オスロ合意(その前段階としてのマドリード会議を含め)以来の「パレスチナ和平交渉」の現在までの歴史を、仲介者としての最も大きな力を有してきた米国の各政権ごとに、簡潔な筆致でまとめています。本書は、前著『パレスチナーー紛争と最終的地位問題の歴史』(ミネルヴァ書房、2004年)以降の時代を、前著の覆った時期を包摂した和平交渉の課題と問題の全史であり、ガザ紛争の終結の方法と、その後の和平枠組みの再構築が模索される現在、必携の一冊と言えます。