12月21日(土)に、来日中のタイの商務大臣ピチャイ・ナリッタパン(ナリプタパン)氏が東大先端研を訪れ、
ENEOSホールで講演と質疑応答を行いました。
ピチャイ・ナリッタパン商務大臣(Pichai Naripthaphan, Minister of Commerce)と共に、ワラウォングサ・ラマングクラ商務次官(Varavongsa Ramangkura, Vice Minister for Commerce)、
ウティクライ・リーウィーラパン商務次官(Vuttikrai Leewiraphan, Permanent Secretary, Ministry of Commerce)、スナンタ・カンワルクルキジ国際貿易振興局長・元WTO大使(Amb. Sunanta Kangvalkulkij, Director-General, Department of International Trade Promotion, Ministry of Commerce)など
タイ商務省幹部が東大先端研を訪問し、池内恵・東京大学先端科学技術研究センター教授・ROLES代表と懇談を行いました。
講演会を企画した外山史子・筑波大学准教授(
研究会「自由・民主主義分析の実証的方法と応用」委員)の司会進行により、冒頭で池内恵教授の研究プロジェクト紹介・主旨説明があり、ピチャイ大臣の講演「21世紀のタイの政治と経済:ペートンタン政権の政策の方向性」が行われ、2014年の軍事クーデタによって激減した日本からの投資に近年に回復の兆しが見られ、成長率も本来の高さを取り戻しつつある点など、多面的にタイ経済の発展可能性と課題が述べられました。
講演に対して、比較政治学・民主化論の観点から、外山准教授、竹中治堅・政策研究大学院大学(GRIPS)教授による、司法や軍による政治介入の問題が指摘され、ピチャイ大臣からの真摯な応答が行われました。
講演に対して、比較政治学・民主化論の観点から、外山准教授、竹中治堅・政策研究大学院大学(GRIPS)教授による、司法や軍による政治介入の問題が指摘され、ピチャイ大臣からの真摯な応答が行われました。会場からはメディアや経済団体、スタートアップの立場からタイ経済への日本の関与の方策について、活発な質問が投げかけられました。
講演・質疑応答の終了後、東大先端研の杉山正和所長による記念品の贈呈・記念撮影が行われました。