東大先端研ROLESでは、外務省外交・安全保障調査研究事業費補助金（総合事業）「自由民主主義秩序を支える情報プラットフォームの構築」の研究会「自由・民主主義分析の実証的方法と応用」の主催で、2024年6月3日から8日にかけてタイから訪問団を迎えました。訪問団はタムマサート大学のタイ政治研究者と、2023年5月の総選挙で第一党となり連立交渉を主導的に進めている前進党（Move Forward Party）の主要議員で構成されました。

訪問団の主要な来日目的は、2024年6月5日午後2時～4時に東京大学駒場リサーチ・キャンパスの東大先端研3号館中2階セミナー室で開催された招待制の研究セミナー「東南アジアの政治状況概観：タイと日本の協力関係の促進に向けて（Overview of the political situation in Southeast Asia: Toward promoting cooperative relations between Thailand and Japan”）」への参加であり、それに併せて政府機関及び民間団体などとの意見交換を行いました。

訪問団の招聘と研究セミナーの企画・運営は、研究会「自由・民主主義分析の実証的方法と応用」委員の外山文子・筑波大学准教授／京都大学東南アジア研究研究所連携准教授によって推進されました。

来日訪問団はタイ政治研究者と、タイの議会第1党の前進党の現職議員によって構成されました。訪問団の主要な構成メンバーは、ティーラ・ステーワランクン・タムマサート大学法学部准教授（Teera Suteevarangkul, Associate Professor, Faculty of Law, Thammasat University）、ランシマン・ローム・タイ下院議員／前進党報道官（Rangsiman Rome, Member of the House of Representatives of the Kingdom of Thailand and Spokesperson of the Move Forward Party )、ベンチャー・センチャントラ・タイ下院議員・前進党（Bencha Saengchantra, Member of the House of Representatives of the Kingdon of Thailanda, Move Forward Party）、チョンティーチャ・ジャングレウ・タイ下院議員・前進党（Chonthicha Jangrew, Member of the House of Representatives of the Kingdon of Thailand, Move Forward Party）でした。
 
国際セミナーにはこの他に17名の東南アジア研究者、ジャーナリスト、シンクタンク研究員等が参加しました。

日本滞在中に、訪問団は、国会・衆議院議員会館、経団連国際経済局、外務省南部アジア部、防衛省防衛政策局、大手マスコミ等への訪問と意見交換を行いました。