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2021 / 09 / 16 (木)

【対外発信】『アラブニュース・ジャパン』に北朝鮮のミサイル発射に関する小泉悠特任助教のコメントが掲載されました

小泉悠特任助教が、サウジ系『アラブニュース・ジャパン』の英語版・日本語版に、北朝鮮のミサイル発射に関するコメントを寄せました。

"North Korea’s missiles are a ‘new threat’ to Japan, analyst says," Arab News Japan, September 16, 2021.

「北朝鮮のミサイルは日本の「新たな脅威」」『アラブニュース・ジャパン』2021年9月16日

小泉特任助教のコメント部分は英語・日本語で下記の通りです。

Yu Koizumi, a military analyst and a special assistant professor at the University of Tokyo’s Center for Advanced Science and Technology said in a TV Program that “the North’s announcement says [the missile] hit a target 1,500 kilometers away, but if it is true, it is too long to use as a missile to attack South Korea. For South Korea, 500 to 800 kilometers is enough, so its goal is something other than the Korean Peninsula, which leaves just Russia, China and Japan are left.”

Koizumi said the main target was more likely to be Japan and more specifically U.S. bases in Japan, but it was unclear just how advanced the missiles are.

“It takes technology to build a small engine with a large output, so I don’t think North Korea is making everything from scratch. I think it’s going to be a new threat,” Koizumi said.

軍事アナリストで東京大学先端科学技術センターの小泉悠特任助教はテレビ番組で、「北朝鮮の発表では1500キロ先の目標に命中したというが、事実なら韓国を攻撃するには射程が長すぎる。韓国であれば500~800キロで十分なので、韓半島以外が目標だということになるが、残っているのはロシア、中国、日本しかない」と語った。
 
小泉氏は、主な標的は日本、特に日本にある米軍基地である可能性が高いが、ミサイルの技術がどれだけ進んでいるかは明らかでないと述べた。「出力の大きい小型エンジンを作るには技術が必要なので、北朝鮮がすべてを最初から作っているわけではないと思う。しかし、これは新たな脅威になると思う」


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