ROLESでは、令和2年度外交・安全保障調査研究事業費補助金(総合事業)を受けて実施した研究事業
「体制間競争の時代における日本の選択肢」の枠内で、4つの分科会を組織し、研究活動を実施しました。
そのうち
「米国・既存秩序の動揺に関する分科会」では、分科会メンバーによる非公開の定例研究会を年度内に4回開催しました。
また、2020年6月6日には事業全体の立ち上げを記念した、米中関係をめぐる公開シンポジウム(ウェビナー)を、2020年11月3日投票の米大統領選挙直後の11月15日には、選挙結果を踏まえた公開ウェビナーを緊急開催するなど、成果を一般に広く公開し外交・安全保障に関する公共的議論を促進しました。
開催状況は以下の通りです。
公開シンポジウム第1回(2020年6月6日)
[共通テーマ]
「ポスト・コロナ 新時代の国際秩序を考える—米中体制間競争と中東・ロシア—」
[報告者]
・川島真(東京大学大学院総合文化研究科教授)
・坂元一哉(大阪大学大学院法学研究科教授)
・杉田弘毅(共同通信特別編集委員)
・池内 恵(東京大学先端科学技術研究センター教授)
・小泉 悠(東京大学先端科学技術研究センター特任助教)
広報URL
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/events/20200606-2.htm録画URL
https://www.youtube.com/watch?v=ym-TKngwv0o&t=43s第1回定例研究会(2020年8月31日)
[テーマ]
「分科会の構成と研究実施態勢及び年間見通し」
[報告者/テーマ]
・池内恵(東京大学先端科学技術研究センター教授)
「分科会設立の趣旨」
・坂元一哉(大阪大学大学院法学研究科教授)
「分科会の目標と活動見通し」
第2回定例研究会(2020年9月23日)
[報告者/テーマ]
・高橋慶吉(大阪大学大学院法学研究科准教授)
「コロナ・パンデミックとアメリカ―ヴァージニア滞在(2019年8月~2020年8月)の経験から―」
第3回定例研究会(2020年10月30日)
[共通テーマ]「トランプ政権1期目の4年間を振り返る:政治制度・外交安全保障政策・世界秩序」
[報告者/テーマ]
・待鳥聡史(京都大学大学院法学研究科教授)
「トランプ政権における連続と逸脱—政治制度と亀裂構造から考える—」
・村田晃嗣(同志社大学法学部教授)
「歴史の中のトランプ外交」
・小谷哲男(明海大学外国語学部教授)
「軍事・安全保障政策と世界秩序」
・坂元一哉(大阪大学大学院法学研究科教授)
「文明史的観点から構想するトランプ政権と日米関係の将来」
公開シンポジウム第2回(2020年11月15日)
[共通テーマ]
「『トランプ時代』は何を残したのか?––大統領選挙後の米国と世界を考える」
[報告者/テーマ]
・池内恵(東京大学先端科学技術研究センター教授)
「オープンラボROLESの設立と本シンポジウムの趣旨」
・杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
「2020年選挙で浮かび上がった米国の民意」
・中山俊宏(慶應義塾大学総合政策学部教授)
「アメリカン・イデオロギー再考:終わらない分断」
・村田晃嗣(同志社大学法学部教授)
「トランプ主義は続くか?」
・坂元一哉(大阪大学大学院法学研究科教授)
「トランプ時代が日米同盟にもたらしたもの」
広報URL
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/events/20201115.htm第4回定例研究会(2020年3月18日)*予定
[報告者/テーマ]
・鍛治一郎(大阪大学Coデザインセンター招へい研究員)
「安保条約の条約期限と日米同盟」
本分科会に関するメディア報道・掲載(抜粋)
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「ポスト・コロナ」時代にどうなる「米中関係」「中東・ロシア」(上)【特別採録】東大先端研「白熱オンライン会議」『フォーサイト』2020年6月23日
・
「ポスト・コロナ」時代にどうなる「米中関係」「中東・ロシア」(下)【特別採録】東大先端研「白熱オンライン会議」」『フォーサイト』2020年6月23日