松田康博

東京大学東洋文化研究所・教授

東京大学東洋文化研究所教授
東アジア国際政治、中台関係論
1992-99年防衛庁防衛研究所で助手、99-2008年防衛庁(省)主任研究官。この間99年防衛庁防衛局防衛政策課研究室部員(兼務)、03-04年内閣官房副長官補(安全保障・危機管理担当)付参事官補佐(併任)。08年東京大学東洋文化研究所准教授を経て11年より同教授、12年より東京大学大学院情報学環教授を兼務。15年より現職。

ROLESでの活動

所属プロジェクト・分科会

業績

業績

単著

黄偉修訳『台湾一党独裁体制的建立』台北:政大出版社、2019年。

『台湾における一党独裁体制の成立』慶應義塾大学出版会、2006年。(慶應法学会平成16年度出版助成金および慶應義塾学術出版基金平成16年度後期出版補助獲得、日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所2007年度「発展途上国研究奨励賞」受賞作品、樫山奨学財団第2回「樫山純三賞」受賞作品)

共著・編著

川島真・遠藤貢・高原明生・松田康博編著『中国の外交戦略と世界秩序―理念・政策・現地の視線―』、昭和堂、2020年。

川島真・清水麗・松田康博・楊永明共著『日台関係史―1945-2020―(増補版)』東京大学出版会、2020年。

田上智宜・松田康博編『東洋学研究情報センター叢刊30―台湾政党政治黎明期関係者インタビュー集(下)』東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センター、2020年。

田上智宜・松田康博編『東洋学研究情報センター叢刊28―台湾政党政治黎明期関係者インタビュー集(上)』東京大学東洋文化研究所附属東洋学研究情報センター、2019年。

松田康博・清水麗編著『現代台湾の政治経済と中台関係』晃洋書房、2018年。

遊川和郎・平井久志・廣瀬陽子・鈴木有理佳・松田康博『中国との距離に悩む周縁』亜細亜大学アジア研究所、2016年。

家近亮子・唐亮・松田康博編著『5分野から読み解く現代中国 : 歴史・政治・経済・社会・外交』晃洋書房、2016年。

分担執筆

東大社研現代中国研究拠点編『コロナ以後の東アジアー変動の力学ー』(分担執筆:「台湾のコロナ対策成功で変わる台湾海峡の力学」)東京大学出版会、2020年。

東大社研現代中国研究拠点編『現代中国ゼミナール』(分担執筆:「安全保障――何を何からどうやって守るのか?」)東京大学出版会、2020年。

河村有教編著『台湾の海洋安全保障と制度的展開』(分担執筆:「第1章 海洋問題をめぐる台湾の政治過程―馬英九政権を中心に―」)晃洋書房、2019年。

一般社団法人中国研究所編『中国年鑑2019』(分担執筆:「Ⅵ. 米中の狭間で苦悩する台湾」)明石書店、2019年。

公益財団法人日本国際問題研究所『米中関係と米中をめぐる関係―国際秩序動揺期における米中の動勢と米中関係―』(分担執筆:第14 章 台湾にとっての米中関係―構造変化から蔡英文政権期を展望する―)公益財団法人日本国際問題研究所、2017年。

加茂具樹編『中国対外行動の源泉』(分担執筆:第1章 中国の対外行動「強硬化」の分析――四つの仮説)慶應義塾大学出版会、2017年。

平和・安全保障研究所編『アジアの安全保障2017-2018―高まる北朝鮮の脅威、透明欠く米中関係―』(分担執筆:第3章 中国 <台湾>)、朝雲新聞社、2017年。

公益財団法人日本国際問題研究所『国際秩序動揺期における米中の動勢と米中関係―米中関係と米中をめぐる国際関係―』(分担執筆:第13章 馬英九政権末期の米台関係)公益財団法人日本国際問題研究所、2016年。

平和・安全保障研究所編『アジアの安全保障2016-2017探るアジアのパワーバランス、連携進める日米豪印―』(分担執筆:第3章 中国 <台湾>)、朝雲新聞社、2017年。

論文

「馬英九時期的日本和台湾地区関係」『中国国際戦略評論 』2019(下)、1 – 14頁、2020年1月。

「如何解読安倍政府的安全保障政策」『亜太安全與海洋研究』 2020年第01期、1 – 14頁、2020年1月。

“The Taiwan Policy of the Xi Jinping Administration in its Second Term: An Outlook on Cross-Strait Relations in the "New Era"”, Society of Security and Diplomatic Policy Studies, 2018.

「蔡英文政権の誕生と中台関係の転換 : 「失われた機会」か、「新常態の始まり」か?」『問題と研究 : アジア太平洋研究専門誌』46(1) 、183 – 227頁、2017年1月。

翻訳・監訳

(監訳)テイラー・フレイヴェル著・松田康博監訳『中国の領土紛争―武力行使と妥協の論理―』勁草書房、2019年。

刊行物・報告

ROLES REPORT No. 10 「習近平の軍事改革−権力集中、軍令・軍政分離、統合促進」

中国・権威主義体制に関する分科会2020年度第3回会合報告「習近平政権の内政と外交政策の相互作用試論」

学歴

1988年 麗澤大学外国語学部中国語学科卒業

1990年 東京外国語大学大学院地域研究研究科修士課程修了

1997年 慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得退学

2003年 博士(法学)

受賞等

(受賞)日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所2007年度「発展途上国研究奨励賞」、2007年

(受賞)樫山奨学財団第2回「樫山純三賞」、2007年

(受賞)第7回「中曽根康弘賞優秀賞」、2011年

委員

2017年4月 - 2021年3月 海上保安庁 海上保安庁政策アドバイザー

2017年10月 - 2020年3月 国際交流基金 「日本研究基盤整備」プログラム複数年助成事業に係る平成29~31年度外部評価員

2016年5月 - 2019年4月 公益財団法人世界平和研究所 中曽根康弘賞選考委員会委員

2016年5月 - 2019年4月 (財)日本再建イニシアティブ 「日中関係再建イニシアティブ」研究会委員

2014年6月 - 2019年3月 特定非営利活動法人 沖縄平和協力センター 「沖縄県における尖閣諸島に関する資料調査及び資料編纂」外部アドバイザー(研究委員)