2024.04.22 (月)

セミナー

国際セミナー「コンスタンチノープル会議(1876)と近代日本外交の黎明」

研究会「中東・イスラーム世界の多極化と均衡」
[English Announcement]
東京大学先端科学技術研究センターの創発戦略研究オープンラボ(ROLES)は、イスタンブル工科大学建築学部と連携し、近代日本外交の黎明期における中東外交について、国際セミナーを開催します。

イスタンブル工科大学のジラルデッリ青木美由紀先生をコーディネーターとする、建築・美術・儀礼からの外交史研究を試みる連続セミナー・シリーズ「建築と外交」の一環です。

今回の国際セミナーでは、冒頭に、東京大学情報学環・学際情報学府の渡邉英徳教授との連携により進めている、歴史的建造物・外交建築のデータ・ヴィジュアライゼーションの成果の一部である、トルコ・イスタンブルにおける旧日本大使館/総領事館の3Dスキャンのプレゼンテーションと、質疑応答があります。

本セミナー・シリーズは、日本が近代の中東において「西洋列強」と伍していく過程を、物質文化や視覚的表象の側面から掘り下げるものです。今回は、2023年12月8日の第1回「イスタンブルにおける近代日本外交の来歴」(東大先端研)、2024年2月16日の第2回「イスタンブルにおける建築と外交」(イスタンブル工科大学建築学部)に続く第3回です。2024年の日・トルコ外交関係樹立百周年の機会を捉え、セミナー・シンポジウム・インスタレーション等を両国間で複数企画していきます。


国際セミナー
コンスタンチノープル会議(1876)と近代日本外交の黎明

日時:2024年4月22日(月)13:30-17:00(日本時間)
(13:30-14:00には、東京大学情報学環・渡邉英徳研究室との連携で、3Dスキャンによる外交建築の記録と再現を試みたプレゼンテーションが行われます)
形式:対面
場所:東京大学先端科学技術研究センター[アクセスマップ]・3号館南棟1階・ENEOSホール
使用言語:英語(日英同時通訳あり)
参加登録:こちらのGoogleフォームでご登録ください

WATANABE Hiromoto.jpg 32.6KB

Constantinople Conference.jpg 408KB

【プログラム】
13:30-14:00 プレイベント・プレゼンテーション
「3Dスキャンによる外交建築の記録・再現:在イスタンブール旧大使館・総領事館の事例」
渡邉英徳(東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授)
平澤彰悟(東京大学大学院情報学環修了)
参考(渡邉研ウェブサイト)「トルコ・イスタンブールでの3Dスキャンプロジェクト with Istanbul Technical University」

14:00-14:05  イントロダクション
池内恵(東京大学先端科学技術研究センター教授・創発戦略研究オープンラボROLES代表)

14:05-14:10  開会の挨拶
コルクット・ギュンゲン(駐日トルコ共和国大使)

14:10-14:20 趣旨説明
「近代日本外交黎明期における中東政策と東方問題」
池内恵(東京大学先端科学技術研究センター教授・創発戦略研究オープンラボROLES代表)

14:20-15:00 基調講演
「1876年 オスマン帝国のアヌス・ホリビリス(厄災の年)」
エテム・エルデム(ボアジチ大学教授)

15:00-15:30 
「空白の一日:日本人外交官渡辺洪基のイスタンブル日記から見たコンスタンチノープル会議前夜 」
ジラルデッリ青木美由紀(イスタンブル工科大学助教授)

15:30-16:00
「渡邉洪基:国制のファクターとしての帝国大学の建設者」
瀧井一博(国際日本文化研究センター教授)

16:00-16:30
総括討論:ジラルデッリ青木美由紀

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