佐橋亮

東京大学東洋文化研究所准教授

新領域セキュリティの諸課題に関する分科会委員
東京大学東洋文化研究所教授
オーストラリア国立大学国際関係学科博士研究員、東京大学特任助教を経て、2010年に神奈川大学法学部准教授(のち教授)に就任。2014年にはスタンフォード大学アジア太平洋研究センター客員准教授。2019年より現職。外務省科学技術外交推進会議委員。専門は国際政治学、とくに日米中関係、国際秩序。

ROLESでの活動

所属プロジェクト・分科会

業績

業績

単著

『共存と模索 アメリカと「二つの中国」の冷戦史』勁草書房、2015年.

共著・編著

分担執筆

東大社研/保城広至編『国境を越える危機・外交と制度による対応 アジア太平洋と中東』(分担執筆: 第3章「米中関係と危機―政治的意思による安定とその脆弱性」)東京大学出版会、2020年7月.

宮本雄二・伊集院敦・日本経済研究センター編『技術覇権 米中激突の深層』(分担執筆: 第2章「アメリカの対中国政策 ―関与・支援から競争・分離へ」)日本経済新聞出版社、2020年3月.

『現代地政学事典』(分担執筆: 「アジアにおける米国の同盟、東南アジアにおける米国の同盟、豪米同盟」)丸善、2020年.

川島真・小嶋華津子編 『よくわかる 現代中国』(分担執筆: 「米中接近と国交正常化、米中関係の展開」90-1頁)ミネルヴァ書房、2020年3月.

Andrew O’Neil and Michael Heazle, eds., China's Rise and Australia–Japan–US Relations Primacy and Leadership in East Asia(分担執筆: "American Power in Japanese Security Strategy," pp.143-166.), Edward Elger, 2018.4.

竹中治堅編『二つの政権交代:政策は変わったのか』(分担執筆:「対外政策:アジア外交の安全保障化」180-214頁)勁草書房、2017年2月.

木宮正史編『講座日本の安全保障VI 朝鮮半島・東アジア』(分担執筆: 「東アジアの安全保障秩序構想」299-327頁)岩波書店、2015年6月.

Jean-Pierre Cabestan and Jacques deLisle eds., Political Changes in Taiwan under Ma Ying-jeou: Partisan conflict, policy choices, external constraints and security challenges(分担執筆: "Japan-Taiwan Relations since 2008: An Evolving, Practical, Non-Strategic Partnership," pp.232-246), Routledge, 2014.1. William T. Tow and Brendan Taylor eds., Contending Cooperation: Bilateralism, Multilateralism, and Asia-Pacific Security(分担執筆: "The rise of China and the transformation of Asia-Pacific security architecture," pp.135-156), Routledge, 2013.1. William T. Tow and Rikki Kerstain eds., Bilateral Perspectives on Regional Security: Australia, Japan and the Asia-Pacific Region(分担執筆: "Security Arrangements in the Asia-Pacific: a Three-Tier Approach, pp.214-240"), Palgrave MacMillan, 2012.1.

神保謙・編『アジア太平洋の安全保障アーキテクチャ ―地域安全保障の三層構造―』(分担執筆:「アジア太平洋地域における安全保障アーキテクチャと三層分析法」27-52頁)日本評論社、2011年12月.

御厨貴・編『変貌する日本政治 ―混迷の時代を読み解く』(分担執筆: 「安全保障政策の変容と行動空間の拡大」189-219頁) 勁草書房、2009年12月.

論文

Sahashi, R. and E. Goh, "Worldviews on the United States, Alliances, and the Changing International Order," Contemporary Politics, 2020.6.

Satake, T. and R. Sahashi, "Rise of China and Japan’s ‘vision’ for free and open Indo-Pacific," Journal of Contemporary China, 2020.6.

「米中対立と日本:関与から戦略的競争に移行するアメリカを中心に」『国際問題』第688号、2020年1月、5-17頁.

「冷戦後の国際秩序とアメリカ」『神奈川大学評論』、2019年7月、47-57頁.

"The Indo-Pacific in Japan's foreign policy," CSIS Strategic Japan working paper, Center for Strategic and International Studies, 2019.3, pp.1-11.

「米中競争と日本」『安全保障研究』第1巻、鹿島平和研究所/安全保障外交政策研究会、2019.2、31-40頁.

「トランプ外交の展望と東アジア国際秩序再編への可能性」『問題と研究』、2017年1月、51-88頁.

「米中国交正常化と台湾問題の『不完全な決着』」『神奈川法学』第47巻第3号、2015年6 月、65-117頁.

「書評:Evelyn Goh, The Struggle for Order: Hegemony, Hierarchy, and Transition in Post-Cold War East Asia」『アジア研究』第60巻第1号、2014年1月、76-80頁.

「書評:神田豊隆『冷戦構造の変容と日本の対中外交—二つの秩序観1960-1972』」『国際政治』第172号、2013年1月、162-165頁.

「中国の台頭とアジア太平洋の安全保障アーキテクチャの変容」『海外事情』、2012年1月.

「亚太秩序的变化与日本的战略」『中国国際戦略評論』第2012号、2012年1 月、33-44頁. (中国語)

「鳩山由紀夫政権におけるアジア外交―「東アジア共同体」構想の変容を手掛かりに」『問題と研究』2011年4 月、1-40頁.

「米中和解プロセスの開始と台湾問題―アメリカによる信頼性と安定の均衡の追求」『日本台湾学会報』第12号、2010年6 月、173-197頁.

「学界展望:国際政治 Charles Kupchan, How Enemies Become Friends: the Sources of Stable Peace 」『国家学会雑誌』第123巻第5/6 号、2010年1月、588-590頁.

「ニクソン・キッシンジャー外交の研究動向-対中和解、三角外交の解釈を中心に-」 『社会科学ジャーナル』 第59号、2006年9 月、71-101頁.

「ジョンソン政権と台湾海峡両岸-信頼性と自己抑制-」『日本台湾学会報』第8号、2006年5月、42-66頁.

「学界展望:国際政治 Evelyn Goh, Constructing the U.S. Rapprochement with China, 1961-1974. 」『国家学会雑誌』第119巻第7/8号、2006年1月、135-138頁.

翻訳・監訳

アーロン・フリードバーグ著、佐橋亮・玉置敦彦訳『権威主義国家による挑戦』 笹川平和財団、2018年4月.

アーロン・フリードバーグ著、佐橋亮監訳『支配への競争:米中対立の構図とアジアの将来』 日本評論社、2013年6月.