人はおそらく人の心を持つようになったころから、神、神的な存在に何かを奉り、祈りを捧げてきたのだろう。奉納とは、あらゆる宗教文化にみられる普遍的な行為ではないだろうか。
この講演会では、ケルトと日本を中心に置きながら、奉納という行為を人類史的に俯瞰する試みである。ケルトについては日本から、日本についてはフランスからの視点で読み解き、芸術という観点も含めて論じていく。
奉納をキーワードに神と人との関わりあらためて問い直す試みである。
【日時】1月23日18:00-20:30
【場所】東京大学先端科学技術研究センターENEOSホール
【発表者・発表タイトル】
鶴岡真弓(多摩美術大学名誉教授)「古代フランス、ガロ=ローマ時代におけるケルトの奉納物(Ex voto)-治癒への祈りの表象ー」
Jean-Michel Butel(フランス国立東洋言語文化大学准教授)「奉納比較研究:ヨーロッパから見られた日本の奉納システム」
コメンテーター:港千尋(多摩美術大学教授、アートとデザインの人類学研究所長)
司会:平藤喜久子(國學院大學教授)
【参加登録】
Peatixによる事前参加登録が必要です。
使用言語:日本語
企画:宗教と造形芸術研究会
主催:東京大学先端科学技術研究センター創発戦略研究オープンラボ(ROLES)
共催:國學院大學日本文化研究所
協力:多摩美術大学アートとデザインの人類学研究所、宗教文化教育推進センター