2024.02.16 (金)

講演

特別講演「古代末期における二元論の多様性(Varieties of Dualism in Late Antiquity)」

 東京大学先端科学技術研究センター グローバルセキュリティ・宗教部門では、エルサレム・ヘブライ大学/オックスフォード大学のギイ・ストロムザ教授の2024年2月の来日に合わせて、研究セミナーと特別講演を開催します。ストロムザ教授は、キリスト教学、アブラハム宗教比較研究、古代末期研究、宗教学史といった幅広い分野に亘って、数多くの著書や論考を著している世界的に著名な宗教学者です。
 
特別講演「古代末期における二元論の多様性」では、「古代の終わり」の諸局面における二元論の系譜が考察の対象となります。ゾロアスター教からユダヤ教とキリスト教における展開を経て、グノーシス主義、マルキオン主義、マニ教にまで至る二元論のさまざまな形態を概観し、その上で一神教と二元論の間のダイナミズムを浮き彫りにすることが目指されます。イスラーム教の成立についても同じ文脈において新たな光が投じられます。

本イベントは、山城貢司特任研究員が推進する国際研究プロジェクト「未来の人間の学に向けて:思想的伝統と人間理解のための新たな地平」の活動の一部として開催されます。
 
 
開催日時:2024 年2 月 16日(金) 13:00-14:30 

開催形式:ハイブリッド形式

開催場所:東京大学本郷キャンパス法文1号館215教室
(オンライン参加者には、後日URLを送付)

使用言語:英語

参加登録:下記のリンク先のフォームにご記入ください。

講師:ギイ・ストロムザ教授(エルサレム・ヘブライ大学/オックスフォード大学)

主催:東京大学先端科学技術研究センター(グローバルセキュリティ・宗教分野/池内研)
東京大学先端科学技術研究センター・創発戦略研究オープンラボ(ROLES)

共催:東京大学文学部・大学院人文社会系研究科宗教学宗教史学研究室